企業に欲しいと思わせる人材とは、
その人材を入社させることで、会社に価値を
生み出せる人材である。

そのコンセプトが「求める人材像」だ。
企業によって、このコンセプトの作り方は異なる。
鶴(社長)の一声であったり、その企業の
ハイパフォーマーの傾向であったり、
管理職にアンケートを取って、
作成することもある。

そこで、一つ問題が浮き上がる。
決して、面接官全てが、その求める人材像に
納得している訳ではないということだ。
もしくは、その本質を理解していない場合もある。
特に、現場から駆り出された面接官だ。
現場面接官は、会社の求める人材像よりも、
自分の部下としてのイメージを持てるかを
重要視する傾向がある。

面接官も、ただの人間。
好き嫌いもあるのだ。

つまり、求める人材像の言葉尻を
捕まえて、僕はコミュニケーション能力が
あって、御社にぴったりです。と言ったところで、
全く評価されない場合があるのだ。

一次は評価されても、二次では落ちる。
その逆もある。

その理由は、短期的なアピールしかできて
いないからだ。

さて、皆さんは、異性の好きなタイプをお持ちだろうか?

・かっこいい人
・ドライブに連れていってくれる人。
・しっかり自分の趣味を持っている人。

など、様々あるだろう。

その時に皆さんは、短期的なアピールしか
できていない場合がある。

例えば、上記の情報を女性から事前に仕入れ、
男性がアピールする場合。

・自分が思うかっこいいスタイルで、
 一日背伸びして、突き通す。

・ドライブ先の候補を選んで話す。

・自分の趣味を無理矢理捻り出し、
 アピールする。

もちろん、それぞれ一つの答えだと思う。
しかし、本質に触れていない場合があり、
付き合えても、すぐに別れてしまう可能性がある。
つまり、言葉尻を捉えた行動と言うことだ。

・かっこいい人が好きということは、
 自分も格好良く綺麗でいたい。
 つまり、自分の価値も高めたい。
 なので、素敵なディナーに連れていく。

・ドライブに連れていって欲しいということは、
 自分が行きたいところに、嫌と言わずに、
 従ってくれる人を求めている。
 自分の得意なやさしい一面を見せる。
 
・自分の趣味をしっかり持っているということは、
 自分のやりたいこともあるということ。
 つまり、彼氏よりも、優先的な趣味がある。
 プライベートも実はベタベタしたくない。

このように、言葉の裏にはもっと、その人の
本質に沿った理由があるはずだ、
上記の例もあくまで一例であり、
本質は違うかもしれない。

だから、出来るだけ相手に寄り添って、言葉尻ではない
本質を理解しなければならない。

その本質があなたと異なるものを求めていたら、
付き合っても短期的だ。
もし、その本質を捉え、あなたらしいままで、
アピールできるなら、長い付き合いになるだろう。

つまり、就活生の皆さんに伝えたいことは、
求める人材像は、情報の一部分だということだ。
本当の理由は、もっと深いところにあり、
それは、その企業で求められる働き方に直結する。
その働き方を理解し、あなたの学生時代の行動と
リンクするならば、内定に行き着くだろう。

その本質は、一貫して面接官が持っている
評価軸だからだ。つまり、その企業で
働いてるから分かる面接官共通の評価軸だ。

もし、不合格になっても、あなたの責任ではない。
あなたとその企業が合わなかっただけなのだ。
もし、無理矢理自分に嘘をついて、入社したならば、
その後、息苦しいかもしれない。

このように求める人材像の本質を理解しようとする
視点が重要だ。

それが、あなたと企業のマッチング評価軸だからだ。


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