今日は思い切ってずる休み~!!!


9月まで、スケジュールで一杯のノートですが、ぽっかり空いた今日。イヤーな健康診断があるだけ!ってことで、今日は


クラッカーずる休み決行!!クラッカー


してしまいました。ずる休みといっても、一様私たちにも労働者の権利として「夏期特別休暇」が5日間あるわけですので、そのうちの1日を使ったということです。ただ、それだけなのですが


合格この開放感はなにぃ~!!合格

きっとみんな今ごろ、狭苦しい事務所の中でせっせと仕事に励んでいることでしょう・・・。クックク~にひひ


数年前までは、こういうことを「罪」だと感じていました。しかし、今はとっても「大切な時間」だと思っています。それは、年をとってしまい、気力とか、体力が続かなくなったとか、自分が堕落してしまったというわけでは決してないのです。(私はそう想っています)


若い先生にもよく話をする「ON」と「OFF」の使い分けの部分だと思うのです。


若いころには、土日もなくクラブ活動や、残務処理に毎日学校に行っていました。当然、家庭をかえりみるゆとりなどありませんでした。「仕事!仕事!子ども達のために必死になって働くことが教師の務めじゃあ~!!」という気合だけだったような気がします。それは、それで間違っていたとは今は思いません。しかし、そんなに、パンパンに張り詰めた風船のような暮らしのなかで、ゆとりや、落ち着いて考えるということはできていなかったと思うのですね。


子ども達の相談にじっくり乗ってあげられる時間。

自分のスキルのために十分に時間をかけられる時間。

たくさん溜まった本を、じっくりと読む時間。

コンサートなどに出かけていって、心を豊かにする時間。


そして、何よりも家族を慈しむ心のゆとりと、穏やかな時間。


こんなことはなかったと思います。結局は、心のゆとりがないまま、いろんなものを犠牲にしてきてしまいました。あの当時の子ども達にも申し訳なかったと今になって反省することばかりです。

もっと自分に包容力があったら・・・・

もっと自分にゆとりの心があったら・・・・・

もっと自分に違う能力があったら・・・・・


学校を辞めずにすんだ子ども達もいたかも知れません。

人生を変えてあげられた子どもたちがいたかも知れません。

もちろん、そのときそのときは自分の持っているすべてのレスポンスを注ぎ、一生懸命だったことは間違いないのですが・・・・・


教師には「専門教科」を教える「知識」はもちろん必要です。しかし、それだけではないはずです。

いま、国や文部科学省がやろうとしている「教師育成」はこの「知識偏重」のことばかり考えています。

そんな「知識」だけを持った教師を現場にたくさん送り込んでも、現場はよくなりません。げんばはそんなに杓子定規に計算できることばかりではないのです。


毎日、違った問題が起こります。毎日、違った課題が突きつけられます。毎日、多くの子ども達の切望に応えていかなければなりません。そこでは「知識」だけでは対応できない問題がたくさんあります。

そう、私たちには生きていくための「知恵」が必要なのです。子ども達に引き継いでいかなければならないもの、それは、いままで多くの学者が立証してきた「知識」も必要でしょう。しかし、これからの混沌とした時代。


昨日の情報はもう今日には古くなるような日進月歩の進化を続ける社会。

変化し続ける社会構造や、雇用形態、賃金形態。

機械化、オートメーション化されて、どんどん希薄になる人間関係。

なぜ生きるのか?なぜ学ぶのか?なぜ働くのか。分からなくなっている大人たち。


これから、子どもたちが出て行こうとしている社会は本当に大変な状況です。そのなかで、自分を見失わず、しっかりとした信念を持ち、自分のための自分らしい人生を生き抜いていくためには「知識」だけではなく「知恵」が絶対に必要になります。それを、私たち「大人」が見せなければならないのです。教師はそれを教えなければならないのです。


前日の宮城先生の講演にもありました。

「日本人は年間何人くらい自殺していると思いますか?」という質問。皆さん、数では大体3万人程度という事は分かるのですね。でも「1日に6.5人が自殺している」と聞くとちょっとびっくりします。毎日、7人近い人が自殺する国なのです、私たちの住んでいる日本は。


何の不自由がありますか?お金ですか?食べ物ですか?家ですか?

そんなことに困っている国は、日本以外にもたくさんあります。しかし、その国の人々が自分から命を絶つかというとそんなことはありません。


私たちに不足しているもの。それは「心」です。「想い」です。

人は一人では生きていけません。自殺を決意した人の心の絶望を想った事がありますか?

誰かが、その人とつながっていれば一つの命をなくさずにすんだかも知れません。


「美しい国、日本」いったい、何が美しいのでしょう?



そう、日本人は昔から「心」が美しかったのです。その心を忘れていませんか?

今日一日、自分にも他人にも「優しく」できましたか?誰かのことを愛していますか?

そして、自分を好きでいられますか?


そんな心のゆとりを創ってくれるじかんが、このOFFだと思うのです。何をするわけでもありません。

ピィーン!!と張っていた心のゴムをちょっと緩めてあげるだけです。

「よく頑張っているよ!今日はゆっくり休もう!」と自分の心に寄り添ってあげられる時間です。


長女はまだ、寝ています。家庭はそういうものだと思います。彼女の体の疲れも、心の疲れもすべて包み込みすべてを許し、すべてを癒す空間と時間。彼女はいま、エネルギーを体一杯に充填しています。そして、エネルギーが満タンになれば、勢いよく親元から飛び立って行くでしょう。彼女にもOFFは必用です。


OFFがあるからONがある。


言い古された言葉ですが、この言葉の本当の意味が分かるまでに膨大な犠牲と、時間を浪費しました。今の若い先生方には経験もして欲しいですが、時間の浪費をしてもらう時間はありません。ONとOFFの使い分けがうまい人ほど仕事も人並み以上のことができます。


ぜひ、「疲れたなぁ・・・・・」と思ってしまう前に、鼻歌を歌いながら!


ずる休み~♪ずる休み~♪


優等生だった自分の殻から抜け出して見ませんか?人生はまだまだ長いですから・・・・・

さあ!映画でも観ようっと!