住宅街で焼き鳥店を経営。初めは失敗、問題発覚後は大成功!② | 小さなお店のリピート集客術

小さなお店のリピート集客術

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オープン1ヶ月で客足が止まってしまった焼き鳥店。
はじめの1ヶ月は、予約予約の毎日。
クレームは1件もありませんでした。
分析した結果、、

酒を提供する店としては、お客様の滞在時間が極端に短かったんです。

 

原因が分かった以上、改善するのが私の仕事!
自分の中では答えはでています。。

 

でも、それだけではお店の復活は難しいでしょう。従業員に答えを見つけてもらいたかったんです。


私の出した答えと大きなズレがないのであれば、立て直しの中心は従業員の方がいいに決まってますからね。


従業員を集め早速、店の立て直しの会議!


次から次に質問をして、現場の声を聞いてみました・・

 

質問1・滞在時間が短い理由、とにかく何でも書き出してくれ!

・店が狭い為、落ち着かない
・個室がない
・料金設定が少し高い為、会計が気になる(安心して飲めない)
・若い客用のメニューが少ない
・換気が悪い
まだまだたくさんありましたが、大体こんな感じでした・・

 

予想通りの答えで特に参考になることはありません。

 

質問2・これらの問題点で1番重要だと思うことは?
これは、簡単に答えは出ませんでした・・
男の感覚、女の感覚はまるで違う・・
雰囲気という人もいれば、価格と言う人もいます。

1番重要な部分は簡単に答えは出なかったのです。この質問は保留にしました・・

 

質問3・問題点が全て解決できたら100%売上は回復するか?
従業員は全員、「思います!」と答えます。

 

質問4・なぜそう思うか具体的に説明してくれ!何と比較してそう思うんだ?
従業員の答えでは、ほとんどがチェーン店やファストフードなどと比較しています。
あの店よりここが悪いから直した方がいい・・
この店より高いから安くした方がいい・・
完全に荒さがしモードに突入!

このままでは、現場は変わらない・・・

さてどうするかな・・

 

質問5・自分たちが家の近くで焼き鳥店に行くとしたら何を求める?
・低価格と気軽さか
・安くておいしい焼き鳥
・落ち着く雰囲気
・味と値段

 

質問6・じゃあ、自分たちなら、うちの店に来る?
・1回は来る
・来ない
・特別な時は来る
・個人的には来ない

 

質問7・それはなぜ?
・高い
・高級店って感じで、気軽さがない
・高くても安くても使えるお金は決まっているから
・自分の晩飯に食べようとは思えない

 

質問8・うちに来たお客さんもそう思っていると思うか?
「思います!」

 

質問9・なぜそう思うんだ?
・近所に美味しい店があったからと言って、頻繁にはいかない
・知り合いが同じようなことを言っていた
・美味しいものはたまにでいい
・出来れば2000円以内で済ませたい

 

なるほどね・・・
じゃあ、そろそろ質問1・2に戻るか!

 

質問1・滞在時間が短い理由、とにかく何でも書き出してくれ!
・店が狭い為、落ち着かない
・個室がない
・料金設定が少し高い為、会計が気になる(安心して飲めない)
・若い客用のメニューが少ない
・換気が悪い
質問2・これらの問題点で1番重要だと思うことは?

私の出した答えとは少しズレていたけど90%は一致しました。
答え!

・料金設定が少し高い為、会計が気になる(安心して飲めない)
・若い客用のメニューが少ない

 

この答え以外に一つだけ従業員の気になる意見を取り上げてみました!
・高くても安くても使えるお金は決まっているから

料金設定が高いにもかかわらず、客単価が上がらないという現実・・

前回の記事を読んだ方はわかると思いますが、私が感じていた違和感、アルバイト店員の一言がヒントでお店の方向性が大きく変わっていきます。

 


高い店に行こうが、安い店だろうが、使えるお金はせいぜい3000円程度!というのです・・

それが本当なのであれば、納得がいきます。

料理を優先にお金を使い、酒を飲む金が無くなる。
経営者と言う立場で金銭感覚が麻痺していたのかもしれません・・

 

「誰でも安心して飲める店!」
これが足りなかったんです!

 

高くても安くても使えるお金は決まっているから・・・
これを言ったアルバイト店員が次々にアイディアを出していきます!

 

私自身が経営した小規模飲食店でのお話です。
 

時間がある方は読んでみてください!

住宅街の10坪焼き鳥店物語:第一話

住宅街の10坪焼き鳥店物語:第二話

住宅街の10坪焼き鳥店物語:第三話

住宅街の10坪焼き鳥店物語:第四話

住宅街の10坪焼き鳥店物語:最終回
番外編【お店の売り文句】

住宅街の10坪焼き鳥店物語:トップ



お客様の気持ちを想像することの積み重ね・・・本当に大切なことです。