「スリー・ビルボード」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~

アメリカ、ミズーリ州の田舎町の道沿いにある3枚の看板。
もう何年も前から広告が出されていないその看板に
ある日、3枚のメッセージが現れる。
それは7か月前に娘をレイプされ殺されたミルドレッド・ヘイズが
捜査が進展しないことに腹を立て、
ウィロビー署長に向けたものだった。
その看板を巡り、関わったすべての人の人生が変わり始める。

というようなお話。

この映画、観る前からかなり期待度は高く
久しぶりに映画という映画を観れる気がすると思ってましたが

本当に、これぞ映画!というような映画を観ることができました。

素晴らしかったです!!!

看板を通じての復讐ものかと思ってましたが

物語は全然予想とは違う方向へ進んでいく
サスペンスでありながらヒューマンドラマともいえる
複雑な人間の感情を見事に描いた作品でした。

看板を出した母親と
ウィロビー署長
その部下ディクソン巡査

始めは憎しみ合う仲だった3人の
繊細に複雑に絡み合う内に変化してくる感情

その感情の変化
そしてそれぞれに起こってくる変化
それが素晴らしかったですね。

その余韻は観終わってもしばらく続いています。

また母親ミルドレッド・ヘイズを演じた
フランシス・マクドーマンドが
本当に素晴らしかったです!!!!!

以前からすごい存在感のある彼女でしたが
今回の彼女は本当に凄かったです!!

で、またウィロビー署長を演じた
ウディ・ハレルソンもよかったし

それ以上にディクソン巡査を演じた
サム・ロックウェル!!
よかったですね~!!!
いつも彼の存在感は好きなんですが、今回もよかったです!

満足度・・・83%