「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」 | 尋常ならぬ娘のオタクな映画日記

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  ~jeanpaul-cinemaの映画と伊藤英明をこよなく愛するブログ~

コリン・ファレルとニコール・キッドマン共演作。

「聖なる鹿殺し」

ニコール・キッドマンが出るってことと
タイトルからして惹かれるのですが
内容もなかなか興味をそそられまして。

コリン・ファレル演じる心臓外科医スティーブンはニコール・キッドマン演じる妻と2人の子どもと幸せに暮らしているのだが、バリー・コーガン演じる少年マーティンと時々ひそかに会っていて。マーティンを家族に紹介した時から不可解なことが起こり始め・・・子どもたち2人が突然歩けなくなり這って歩くようになり・・・というようなお話で。

その上、監督が
あの「籠の中の乙女」「ロブスター」のヨルゴス・ランティモスです。

この2作品はかなり衝撃だったのですが
なかなか見ごたえあった作品だった記憶があります。

「籠の中の乙女」はかなりトラウマムービーでしたが。

で、今回のこの映画。

カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞しているようです。

なかなか期待は高まったのですが・・・

この3作品で言うと
一番モヤモヤで、面白くなかったです(;´Д`)ノ

あんまりにもモヤ~!!としたので
今回はネタバレ全開で行きます!!!(笑)

これ、心臓外科医スティーブンが時々あってる少年がだんだんと執拗に職場に来たりするようになるんです。

で、それが何でかと言いますと・・・

その少年マーティンの父親の執刀をスティーブンがしてるんですが、手術中にその父親が死んでしまい。スティーブンはなんとその手術に酔った状態で挑んでいたというわけです。

で、その復讐に
マーティンは究極の選択を迫るわけですが

それが家族の誰か一人を選んでくれというもので、その一人が

1.歩けなくなる
2.何も食べれなくなる
3.目から血が出る
4.死ぬ

という段階を経て死に至るというわけです。

で、
早く一人を選ばないと四人とも死んじゃうよ。
ということで

彼が言った通り
息子と娘は歩けなくなり食べなくなるんです。

が・・・

これってどうやってやってるの??

とまず思いますよね。

この映画、
そんなに非現実的ではない要素が出てくる感じでもないので、

始めは病院に出入りしていたマーティンが
そんな症状を引きおこす何かを入手して
子どもたちをそんな風にしたのか??
とか思って観てましたが
そんな感じでもないし・・・

かといって、この映画で
超能力とかそういう非現実的な力が・・・
とか言われても全然ピンとこないというか
違和感しかないし( ̄ー ̄;

とか思って観てたら

最後までそこはわからないまま( ̄Д ̄;;

しかも一人を犠牲にしたら
一人はあっさり治ってるしヽ(´Д`;≡;´Д`)丿

 なんで治るのよ?!って話だし。

そこんとこ全然納得できな~い!!

ってやつで。

しかも息子がついに目から血が出る状態になるまでちんたら悩んでいるわけですが

そうなった瞬間に焦りだし彼が取った行動が!!!(´Д`;)

妻と子供2人を座らせ、
頭に頭巾をかぶせ自分も頭巾をかぶり
なんと銃を手にグルグル回り始めるんです!
で、止まったところで銃をぶっ放す!!

もう!自分では決められないから
グルグル回って止まった人にするよ!!

って救いようのない馬鹿でしょ(((( ;°Д°))))

そんなで当たってしまった一人が死亡。

そして家族3人とマーティンがダイナーで再会し、3人は意味深にマーティンを見て去っていく。そこで生き残った一人の子どもはあっさり歩いてて。。。

って史上最強なモヤモヤで映画は幕を閉じたんですが・・・

何なんっヾ(*`Д´*)ノ"彡☆

ってモヤモヤ史上最強でしたよ(笑)

しかも映画の雰囲気も
相変わらずトラウマちっくだし。

でも今回は映画の雰囲気よりも
マーティンがトラウマキャラでした~(;´Д`)ノ

なんかあまりの意味不明さに
ネットでちょっと見てみたら
ギリシャ神話に基づいて意味が込められてるみたいでしたが、

それにしても
この映画からはあまり得るものはなく
モヤモヤ感の方が圧倒的に強く
「ロブスター」の方が断トツよかったと思いました!

それにこれだと
同じトラウマムービーでも「籠の中の乙女」の方がまだ見る価値あったように思います。


満足度・・・20%