最近、迷惑メールで高順位に上がっているのが、「情報商材」。
例えば、
「2週間でダイエット10キロ成功の秘密、教えます!」とか、
「記憶力を増幅し、有名大学にスンナリ合格!」とか、
「1ヶ月で30万円以上稼ぐ方法教えます!」とか…
SPAMメールだし、かなり怪しい…しかも日々進化し続けています。
それは元手無しで簡単に儲かるから。
昔と違い、インターネットの普及で、情報をファイル形式で簡単に送れるので、
郵送料やパーケージする印刷費用もかからない。
つまり、売れなくても販売者側のリスクは「0」に近いと言うこと。
中には「ノウハウ」を1つ教えるだけで、
月に数千万円稼ぐ20歳代のツワモノもいるとか…
今まで100種類以上の本格的な通信教材を制作してきましたが、
実は低レベルなら教材制作というのは簡単で、学生さんでも、ほんの少し努力すれば簡単に作れます。
その方法を暴露すると…
1.人の欲や、解決したい悩みを1つに絞る。
2.「アマゾン 」で、それらを解決すると思われる本を5~10冊買う。
3.自分なりにポイントをまとめる。
以上です。(※呆気?)
前回の「希望を叶える言葉2」で話したように、
書籍のエキス(オリジナリティ)はほんの1割程度ですから、
ちょっと工夫すれば、いとも簡単に教材本が完成します。
そして、オーバーな売り表現を駆使して、
いかにもオリジナリティがある画期的な情報のように装う。。
うがった目で見れば、人の弱みや悩み、欲につけ込む商法です。
しかも、これが「著作権侵害」に当たるかどうかは微妙なところ。
でも良く考えたら、ここまで露骨じゃなくても、商売ってみんなそうかも。。。
それなりの知識人の書いた書物を元にしてますから、
中には買って満足するお客さんもいることでしょう。
僕も何度か買ったことがありますが、内容や質はともあれ、
ほとんどが既刊本の寄せ集めでした。
ちなみに僕が19,800円で買った情報は・・・
「税務署を撃退する方法」(笑)
それでも、「本10冊読むよりは楽…」って思えば、まっいいか!
少なくとも、税務署が恐くなくなりました。
就職難で大変な時代なので、そういった方たちがたくさん「情報商法」に参入しているのかも?
でも、質を向上させれば、これも人に誇れる立派な商売になる可能性を秘めています。
日経新聞でも取り上げられ、ニュービジネス大賞を取った「月刊トークス 」。
実はここも20年前から当社の顧客です。
新刊ビジネス書4冊分をまとめたエキスを、毎月CDにして送ってくれるから、
時間のないビジネスマンにとっては大変重宝しているみたい。
でもこの会社、最近、ちょっと売れ行きが冴えないみたい・・・
今、ビジネスの考え方を変える時かも知れませんね。
悪人がこの方法を利用すれば詐欺商法に近くなるし、
善人が利用すれば大きく世の中に普及もでき、人の苦しみや命も救えるかもしれない。。。
どうせやるなら、後者でありたいものです。
「諸刃の剣」の要素を持つ、ひとつの商売のノウハウでした。
では、今日の「希望を叶える言葉」3。
あなたが決めたことは悪いことですか?
人前で堂々と話せないことですか?
誰かに迷惑かけることですか?
もしそうでなければ、
一度自分で決めたことは決して諦めてはなりません。
決して、決して、決して諦めてはいけません。
誰に何と言われようと、
自分の弱さ、易きに屈服してはなりません。