どの天体にも良し悪しはあるということ

土星は積み重ね、辛抱すること、耐え忍ぶこと、土台をつくること、盤石なものにすることができる唯一の天体です。

行動を起こすのは火星ですが、それを長く維持させるのは土星の役割。

土星自体に「課題」という意味を多く印象として持つ人には、厳しく映るかもしれません。でも、それを真正面から受け止めてきちんと対処ができるのなら、それはやがて「得意なこと」に変わっていきます。

得意なことって、息をするようにできること…とかも言われますけど。

何もしてないのに得意なことかどうかってどうやって発掘するんです？って話なんですよね。何事もチャレンジするという火星的行動があったうえで、それを継続して自分のものにするという土星的プロセスを経なければ、「得意」にはならないと思います。

冥王星ではどうでしょう。

今度は土星の蓄積を亡き者にするような…そういうことを仕掛けてくるのが、冥王星ですね。

せっかく積み重ねたのに！

と思うかもしれません。私も思う。大いに思う。

だけどそれは、その努力が間違っていたり、もう必要のないものだったりするのではないかと思うんですよ。

明後日の方向に努力して積み重ねることをいつまでもやっていても花開くことはありませんから、だったら叩き壊して「あ、違うんですか…そうですか…」ってさせるほうが親切というか。冥王星は過激なので、親切も過激です。ｗ

でも、今まで積み重ねた行為は無駄ではありません。もっと良い土壌に移るとか、もっといい環境のところでやり直すとか。

星の通りに生きていれば冥王星の叩き壊しはありませんから、そういうお知らせを受けたら素直に辞めて、星を眺め直すことが大事です。そうすることで、冥王星やそのほかの星が求める生き方にシフトしていくことができるし、それはつまり人生の波に乗れるようになるということです。

木星にも悪いところはありますね。何でも広げすぎて収拾がつかなくなってしまう。

断捨離をするときに「いったん全部出す」とか言われますが、その状態に近いというか。

収納しているのは土星とか水星です。でも、物が多すぎて管理できていないのは木星の状態です。つまり私です(え

私の木星は月と金星にアスペクトを取っているので、どうしても趣味のものが広がりやすいです。

趣味のもの、勉強のもの、好きなもの、コスメ、ビーズ、文房具…

どうです？後半すっごい乙女座的でしょう。こういうのは月×木星ですね。

そして「これ可愛いなぁ」と思うと絶対に手に入れないと気が済まない。これは金星の蠍座的なところと木星のかけ合わせです。

結果的にあれもこれもとなるので本当に収拾がつかなくなって、あちこちにものが散らばる…という状態になっています。

今はだいぶマシになったとはいえ、やはり「もったいない精神」が顔を出すのは否めません。

「いつか使えるかも、だから取っておこう」というのは不安がる乙女座の性質もありますが、物であっても保護しようとする木星の部分でもあります。

良し悪しで考えるよりも、どういう癖が出ているか？と考えるほうが良いでしょう。

その状態を良くしたいのか、それとも維持したいのか。考え方は人それぞれなので、例えものが散らばっている状態であっても、それを一概に「木星の悪いところが出ている」とも言えないのです。あ、私のは悪いです。

だけど決めつけはできないということです。