私は去年から灰猫に座布団認定されているらしい。

 

灰猫は私が椅子に座っている間、必ず私の膝の上にいる。

 

 

とても暖かいのだが、ある程度重量があるので次第に辛くなって来る。

 

今日、屋上へ出て屋上の植物の生育状態状態を確認していたのだが、正月菜はやはりデカいままだった。

 

 

本来は小松菜と同サイズなのだが、こいつは白菜の葉よりデカい。

 

食えるのだろうか?と思い、葉を少しちぎって食べてみたのだが、固さは白菜より柔らかく、小松菜よりしっかりした感じで、結構甘さを感じた。

 

これならいけそう。

 

屋上で行く正常状態を確認末う私に、灰猫はドアの辺りでニャーニャーと何かを訴え続けていた。

 

私がドアの近くに行くと、後ろを振り向きながら私が付いて来るのを確認するかのように小走りに降りて行く。

 

一緒に階段を降りて部屋に戻り椅子に腰掛けると、すぐさま膝に乗って落ち着く。

 

なるほど、早く座布団になれとの催促なのね。

 

これが食事中から、仕事や外出から戻った時など毎回で、エキサイトすると私の脇の下に頭をグイグイと押し付け、鼻を突っ込んでから落ち着く。

 

その間チビ黒はベッドの上で妖怪の様にになっている。

 

 

そんな光景を高みから見守る黒オス。

 

 

その黒オスを見つめるチビ黒。

 

 

寒くなると私の生活は猫まみれと化す。