黒オス、名前はネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンク。

通称ネル。

 

 

オス猫だけありしっかりとした体格で、鳴き声も鋭い。

この黒オスは、今や我が家のボス猫と化している。

 

しかし、家族の間では変態オヤジ扱いされている。

 

その発端となったのは、チビ黒が生後半年程度の時に妊娠させてしまい、それ以降「幼女趣味」のオッサンと言われている。

 

そしてこの黒オス「デレ」に拘りがある。

 

こいつは甘えん坊なのでナデナデを要求して来るのだが、手で撫でようとすると爪無し猫パンチが飛んで来る。

 

こいつを手で撫でてもパンチを食らわないのは私だけ。

 

他の家族が手で撫でれば、パンチどころかカミカミ攻撃やケリケリ攻撃を受ける。

とは言っても甘噛み程度なのだが、とにかく手で撫でられる事を嫌がる。

 

かと言って、撫でられるのが嫌いな訳でもない。

 

こいつは手ではなく足で撫でられたいのだ。

 

しかも、撫でられる場所には定位置があり、そこまで誘導され手から撫でらる決まりらしい。

 

撫でる時は、足で踏みつける様に撫でる。

 

 

すると、足に顔を擦り付けて来る。

 

 

その行動はまるで「ご褒美」と言って女性に踏みつけられて喜ぶオッサン。

 

家族に言わせると、私が手で撫でる事を許されているのは、私が男だからご褒美にはならないからだとか。

 

私としては、こいつとの信頼関係の賜物だと思っているのだが・・・

 

 

この黒オスは去勢していないが、他の二匹のメス猫は避妊済み。

故に子供が出来る事は無いのだが、避妊しててもフェロモンは出るらしい。

 

その為、黒オスは年中盛っている。

 

灰猫は鉄壁のガードで絶対させない。

 

灰猫にフラれるとチビ黒に鞍替え。

 

食事中などに「フギャオ~~~」と言うチビ黒の声が聞こえて来る。

 

すると「あ、入った」と普通に会話する家族。

 

猫の性行為が当たり前になっている。

 

 

盛りが付いた猫の鳴き声はうるさいと言うが、我が家の黒オスは毎日ワオワオ言っているが然程うるさいとは感じない。

 

何故なら、結構笑える声を出すからだ。

 

「オカ~ン」と聞こえたり「おはよう」と聞こえたり、結構言葉に聞こえる様に鳴く。

 

「オカ~ン、オカ~ン」と叫びながら歩く猫って結構笑える。