こんばんは!
土曜日の夜、会社の猫好きのT君からLINEが。
「工場に迷い込んだ子猫がおるから、Cちゃんに連絡して助けたってくれー」
猫の鳴き声がすると工事関係の人が気づくも
手が入りにくい土管の奥で鳴いていて、
夜は親を探して出てくるけれど、すぐまた土管に戻ってしまうとか。
Cちゃんとは私の同期で、猫ちゃんに関しては絶大な信頼を置ける子で、とにかく工場内にいては危険なので毎回保護するようにしてるんです。
土曜の夜から私の中で、ソワソワ落ち着かない時間が始まりました。
そして日曜日、スーパーで猫のエサを買い(これは10%なのね)いそいそと会社へ。
保安の受付では猫については語らずに、同好会の部室に行くふりをして猫のいる土管へ向かいました。
いるかどうかが覗いただけではわからなかったので、私が猫の鳴き声を真似ると、子猫は大きな声で鳴き返してきました。
買ってきたエサと水を箱を横にして入れて、その場を後にしました。夜勤のT君が様子を見に行くと、エサがキレイに無くなっていたので、T君も家から持ってきたエサを足してくれました。
その間もCちゃんには逐一報告していたので、月曜私がいつもより早く出社して行くと、Cちゃんもすでに来ていて業務の人達と網を持ってきていました。
置いているエサも食べてるので、
何とか親猫が迎えに来てくれないかと
土曜と日曜の夜に期待したけれど、
月曜の朝、やはり声をかけると鳴き返してきました。
やっぱりもう保護するしかないなぁとなり、Cちゃんも朝から1時間くらい声をかけたり、手を入れたりしながら捕獲を試みましたがダメだったので、里親探しも平行して考えながら仕事の合間を見ては、様子を見に行きました。
定時で仕事を終わらせ、向かうとそこにはCちゃんも来ていました。土管から出て上に登ってくることが出来るので、大きめのダンボールの横に入り口を作って、中に入れるようにして慣れさせようかと考えました。カッター、ガムテープ、タオル、そして寒さがしのげるようにフリースの座布団カバーを持って行きました。
私は何とか姿が見れたらなと思い、しゃがんで鳴き真似をしました。それに子猫が応えるのは日曜から続いていましたが、この時は子猫の声が少し違っていました。昼間よりも切羽詰まった声で鳴いて間隔も短い。
私もそれに合わせるように、少し高めの声で鳴くと、それに合わせてまた応えてきました。そしてしばらくして土管の奥から子猫が姿を表して出てきました。でも目の前に私がいたから慌ててまた土管に戻りました。
「Cちゃん、今出てきた!こっち来た!」と言うとそれを見ていたCちゃん、「土管に戻られへんように塞ぐ板ないかな〜?」と言いながら、最初にエサを入れていた小さなダンボールを半分に切ってガムテープで補強して板を作りました。2箇所ある土管の入り口の1つをそれで塞ぎました。もう一つの土管を塞ぐ為のダンボール板をCちゃんが作っている間も、私が呼ぶと子猫は鳴き返しながらまた姿を現しました。私が少し離れて呼ぶと上にぴょんと飛び上がってきました。でもすぐそばを車道があってその車のライトが眩しかったのかまた土管に戻っていきました。その時、もう一枚のダンボール板が完成!土管の半分を塞ぐように置いて、私は網の持ち手をダンボール板の上に構えて猫が出てきたらそれを上から押して土管を塞ぐ事に。持ち手を構えながら上から呼ぶと、もう一度子猫はゆっくりと土管から出てきました。その間にCちゃんは軍手を装着体が全部出たところで私はダンボール板を押して塞ぎました。子猫はウロウロ隙間から入ろうとするので、「じゅんちゃん、棒でしっかり塞いで!」とCちゃんは叫びながら子猫に手を伸ばす!上から見ていると、子猫はうなぎのように体を滑らしながらCちゃんの手からすり抜けようと暴れていましたが、Cちゃんも必死にしっぽを掴んで体もホールドして抱き抱えました。すぐさま大きなダンボールに子猫を入れて上からフタをしてガムテープで出られないように止めました!
やったー!
Cちゃんと抱き合って喜びました。
2人とも息が荒かった…
事務所に猫と共に戻り、さあこれからどうする?とみんなで相談。ボランティアさんに連絡してみるとEさんが言って、今晩連れて帰ってくれると言ってくれてとりあえず一安心で帰途につきました。
Eさんの家にはすでに2匹猫がいるらしいのですが、久々の子猫に家族団欒出来たとか。
そして翌日、Eさんと共に出勤してきた子猫ちゃん。前日の荒々しさは取れて、すごく穏やかになっていました。お風呂にも入れてもらったし、箱からも何度も逃げようとしていたのに、今日は大人しくエサを食べたらモソモソと座布団カバーの上で眠る姿は可愛い以外の何者でもないみんなメロメロでした。
座布団カバー、私が長年使っていた代物なんで、少し猫ちゃんに申し訳ない気がしたのですが、前足でモミモミしてから居心地よく身体を寄せているので安心しました。
そして里親の事だけが気がかりだなあと過ごしていた午後3時、Cちゃんから内線が。
「じゅんちゃん、もう1匹おった!捕まえた!」
ええー?
韓国に一緒に行ったAちゃんと捕獲したとのこと
お母さんと離れて不安で不安でたまらなくて、夜も一人で過ごしてきてあれだけ必死に鳴いてたこの子たち、今まで辛かった分、幸せになってほしい。
今日も私が呼ぶ(鳴き真似)と反応して2匹でキョロキョロしていました。
やっぱりお母さんに会いたいよね…
日曜日、椿さんに相談に乗ってもらいました。
ありがとうございました