お洒落な外観の立派な建物。
自動ドアを入ってみると
外観とは違い、小児病院か?と
思うようなカラフルな内装。

入院中のペット(わが子)に
面会に来る方が かなりいらっしゃる
後から聞くと、
診察時間帯であれば
いつでも面会は可能なのだそう。

呼ばれて入ると、
受付時に記入した問診票に沿って
質問をされて それに答えていく。

「結論から言うと…」

やはり そうなんだね、
鼻の骨の癌。いわゆる、骨肉腫。
鼻腔癌てやつだね。

必要な検査があげられていく
T市の時と同じように。
ただ、T市と違ったのは
なぜ必要か、なにが分かってくるのか、
分からないことや、
思うことがあれば何でも言ってください
オーナーにとって 分かりやすい説明と
一緒に進めていってくれるところ。

キャリーバッグからジジを
院長先生 自らが抱き上げて
ちゃんとジジの顔をよく見て
触診して
目と鼻の様子、口の中も診てくれた
抱き上げた時、
「苦しそうな息してるねぇ、
これは良くない呼吸だねぇ」
肩越しのジジの呼吸を聞いて
院長先生は言う。
診察台に乗ったままのジジを
自分側に寄せ、
両腕で囲い込むようにすると
ナデナデしながら
院長先生の話しが続いた。

ジジ~、
「助けてくれよォ」.って
困り顔で顔をコッチ向けるの辞めてよ
話しが入って来なくなるよォ

ここなら
安心して 信頼して任せられる!
そう思った瞬間だった