北海道新聞デジタルに乗っている記事ですが

 

唯一現存するSL「D61」道の駅るもいに移設へ 市、鉄道ファンにアピール

2024.04.10 12:08 北海道新聞

 

【留萌】

留萌市は市内の見晴公園で展示している

蒸気機関車(SL)のD61を道の駅るもいに移設する方針を決めた。

観光エリアとして整備が進む道の駅に移すことで、

全国の鉄道ファンらにアピールするのが狙い。

本年度は運搬手段や費用などの調査を行う。

 公園で展示されているD61は1939年(昭和14年)、

「デゴイチ」の愛称で親しまれるD51戸して製造された。

全国各地の機関区で利用された後、車軸に手を加えてD61に改造され、

60年に深川機関区に転属。

羽幌線での石炭輸送などに使われ、73年に引退した。

 D61はわずか6両しか製造されなかった上、

現存するのは見晴公園の1両のみで、全国から鉄道ファンが訪れる。

ただ、公園は市中心部から離れているため、

広い駐車場があって観光客が立ち寄りやすい道の駅に移すことにした。

 留萌市は昨年度、D61の移設についての可能性調査を実施。

本年度予算に鉄道遺産活用調査設計等委託料として300万円を計上した。

公園と道の駅は直線で約1㎞ロ離れており、

運搬の手段、経路や費用にめどを付ける。

 現時点で移設時期は未定だが、市はできるだけ早く実現させたい考え。

道の駅周辺は、アウトドア用品製造販売大手モンベル(大阪)の誘致計画もあり、

「留萌の玄関」としての整備が進む。

 留萌では昨年3月、JR留萌線の石狩沼田~留萌間が廃線となった。

市経済観光課は「なくなったとはいえ鉄道は市の貴重な観光資源の一つ。

今後も積極的に利用したい」としている。

公園のD61を冬期間、覆っていた保護シートは今月下旬に外される見通し。

 

という事で、国鉄D61形蒸気機関車とは

(日本国有鉄道(国鉄)の貨物用テンダー式蒸気機関車で、

国鉄の蒸気機関車としては最後の新形式なのです

 

D51形を改造して登場した。1959年(昭和34年)から

1961年(昭和36年)にかけて、2年間で浜松工場と郡山工場で6両が改造された。

改造後は北海道の留萌本線・羽幌線(1987年廃止)で使用された。

 

出典D51機関車データベース

http://d51498.com/db/D51/D51181 

留萌線には、大正時代から運転していた、9600形蒸気機関車が走っていましたが 

古くなっていたので、新しい機関車の導入が期待されていまして

函館本線などの幹線を走っていた、D51機関車の動輪の軸の重さ(軸重)を

軽くして、留萌本線、羽幌線などでも走れる機関車として作られたのが、D61形機関車でした、

そして、元は(種車)D51-181として、日立製作所笠戸工場で作られ

最初に配備されたのは滋賀県米原機関区でした

その後、敦賀→原ノ町→福島、そして、留萌線・羽幌線を担当する

深川機関区に移ってきました

 

たまたまですが、D61形蒸気機関車と、JR北海道 最新電車 737系電車は、

同じ日立製作所笠戸工場で作られていますね

出来たら、留萌駅のホーム跡に置いてほしいですね