北海道新聞デジタルに乗っている記事ですが

 

減る自由席、増す不便さ JR特急・旭川~札幌ダイヤ改正1カ月

2024.04.17 09:36 北海道新聞

自由席はぎゅうぎゅう詰め、指定席はガラガラ―。

JR北海道の3月16日のダイヤ改正から1カ月、

自由席が減った旭川~札幌間の特急でこんな光景が常態化している。

 

 

JRは指定席購入で「安心、快適に利用できる」とアピールするが、

利用者は「不便になった」と見直しを求める。

乗客目線で特急に乗り、JRの狙い通りにいかない背景を探った。

■指定ガラガラ

 ダイヤ改正で特急カムイとライラックの自由席は3、4両から2両に減り、

交流サイト(SNS)では「自由席が満席」と悲鳴が上がる。

JRに乗車率を尋ねると「提示できるものはない」との回答。

状況を知るために記者は乗車した。

 午前7時18分、旭川駅からカムイに乗ると、5両注2両の自由席(116席)は

ほぼ半分が埋まる乗客55人。指定席の3両を見ると、乗客は3人だけ。

自由席専用の割引切符「Sきっぷ」の利用が多いためだ。

 車内放送は「自由席は混み合うことが予想される」と告げた。

深川、滝川、砂川、美唄と停車するたび自由席で相席が増える。

美唄で乗った50代の女性会社員は「せめて半分の車両は自由席に

してほしい」と不満げにつぶやいた。

 

 

 

 

■デッキにも客

 岩見沢駅を出発すると、自由席は90席が埋まったが、指定席は12人だけ。

自由席車両のデッキに立つ岩見沢の30代男性会社員は

2週間に1回通院で乗り「先に座った人が相席は嫌だろうから、

ダイヤ改正後は立っている」と打ち明ける。

 

 「札幌発の夜の列車はもっと座れない」と、旭川の男性予備校生が教えてくれた。

そこで札幌発午後8時の特急ライラックを見に行くと、

この日は「運用の都合」で6両編成が5両になり、自由席は1両のみ。

自由席は60人以上が列をつくり、ホームからはみ出しそうだ。

出発時には自由席の通路もデッキも座れない乗客であふれていた。

自由席を減らして指定席を拡大したのは

「早くからホームに並ぶ不便さ」などを軽減するためだとJRは説明した。

それなのに旭川から札幌へ自由席専用の通学定期で通う男子中学生は

ダイヤ改正後、「夜は座れないことも多いから」と30分前からホームに並ぶ。

 JRは前日までの指定席購入で割引になる

特急トクだ値1」の利用を勧めるが、

出張で乗った旭川の50代男性教員は「帰りの時間は読めず、利用は難しい」。

またJRは昨年10月、指定席利用で旭川駅の駐車場が1日分無料になるサービスを廃止。

旭川の企業幹部は「駐車場が無料だから指定席を使っていたが、不便になった」と語る。

 

■「実質値上げ」

 単身赴任先の札幌から毎週、旭川の自宅に帰る60代の男性会社員は

「指定席の拡大は実質的な値上げ」と話した上で、JRの今後を心配した。

「少しの指定席料金を稼ぐためにJRの利用者自体を減らしてしまうのではないか」

 

 

という事ですが、

まず、一般的感情なら、指定席の方が空いているなら、

指定席に、座ればいいのではないでしょうか?

指定席券を530円払って車内で買えますし、

首都圏のように、事前料金と車内料金と違う訳ではないと思いますね

 

後は、多分1番の問題は、

 

会社の経費からきっぷ代を、出している人は、経費削減を、強く言われている

 

学生の人は、同じく、家計の交通費削減を言われているから

 

「指定席は、使用しないように」と言われていて

 

仮に、自費で、指定席に乗ったとしても、

使い道を追及される可能性がありますね(特に学生の人は)

 

あと、あと、交通費削減を追求したければ、普通列車に乗るというのは、どうなのでしょうか、

岩見沢~旭川間は、この度、新型電車737系電車を導入したのと、

一部の時間帯に運行時刻を変えて、利用しやすくなった場合も、ありますね

ただ、乗り換えは、最低でも旭川~札幌間は、岩見沢でありますし

岩見沢に加えて滝川で乗り換えが必要の列車もありますね