中国新聞(広島)デジタルに乗っている記事ですが

 

どうなる可部線の「キハ58」 

旧安野駅跡地で展示20年超 雨ざらしで傷み激しく撤去・解体も

2024.04.22 中国新聞

 

広島県安芸太田町穴の旧JR可部線安野駅の跡地で展示、保存されている車両

 

「キハ58」が、岐路に立たされている。

管理する住民団体の要望を受けて町が撤去・解体も視野に検討を進める。

2003年11月末に廃止となった可部線のラストランを飾った思い出の車両だが、

20年以上たって傷みが激しく、維持が難しくなっている。

 

 

 車両は可部線廃線後、町がJR西日本から譲り受け、

安野駅跡地の安野花の駅公園でホームと一緒に展示、保存している。

05年ごろから地元住民でつくる公園運営委員会が管理を続けてきた。

 

 保存とはいえ雨ざらしの状態。町が過去に2回程度、

車体の塗装をしたものの、さびや雨漏りがひどくなっていた。

運営委は、ビニールシートをかぶせたり、雨水を受ける容器を置いたりして

車内が水浸しになるのを防いでいたが、

「撤去、解体が最善の方法」と判断。

昨年12月、町と町議会に要望書を提出した。

 運営委の構成は当初の約40世帯から31世帯に減り、

地区の高齢化は6割を超える。

委員長の山陰尚真さん(68)は「60代でも若い方。

地域で管理するには限界がある」と肩を落とす。

 

 町は、運営委の要望を受けて「解体も含めて検討している」と説明。

町議会は6月の定例会で対応を協議する構えだ。

3年度の見積もりでは、さびの除去や雨漏りの修繕に1千万円以上かかるとみられている。

 

 廃線でなくなった21駅で唯一、車両とホームが残り、

住民や鉄道ファンに親しまれてきたスポット。

花の駅と呼ばれた一帯はこの時期、行楽客が多く、

交流サイト(SNS)では車両の行方を案じる書き込みも目立つ。

 

 広島市東区から訪れた主婦川本康子さん(78)は

「車両と桜がセットになってこそ安野ならではの風景。

なくなったら寂しい」と話していた。

(与倉康広)

という事で、旧・可部線安野駅跡地に車両が置いてあるそうですが

車両を、置いておくと、定期的に整備をしないと、朽ちてしまいますからね

 

私が住んでいます、滝川市の南西となりの新十津川町の

新十津川駅跡公園は、ホームは復元しましたが、車両は置いていません

ここの公園にも、桜の木が植えてありまして、今年から桜の花が咲く見込みです

2つとも昨年10月撮影の写真です

そして、安野花の駅公園について

住所 広島県 山県郡 安芸太田町 大字穴554 (旧JR可部線安野駅周辺)

お車でお越しの方]国道191号線から旧JR可部線安野駅へ(現:安野花の駅公園)

 

バスでは、広島中心部の広島バスセンターから

広島電鉄バスで三段峡行 バスで 船場バス停下車すぐ1時間50分程度

または、JR可部線 可部駅で、同じバスで40分

PASPY ICOCAなど、全国相互利用が可能な交通系ICカードが使えます

 

詳しくは広島電鉄バス ホームページに乗っています