フォルトゥナの瞳 | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

フォルトゥナの瞳

89点

百田尚樹の小説を映画化。
死ぬ間近の人が透けて見えるという能力を持った青年の話。死からその人を救うと、代わりに自分の寿命が縮まる設定。
ファンタジーというかサスペンスというかラブストーリーというか、いろんな要素を含んだ作品。 主演の神木隆之介と有村架純をあまりにも綺麗に描きすぎてるため、予告を見る限りでは抵抗あったけど、 序盤からの手に汗握る展開ですぐその不安は吹き飛んだ。脚本の面白さで最後まで退屈せず見れる印象。
全体的に現実味の薄い突飛なファンタジーっぽさではあるけど、その分予測がつかない物語で意外性に富んでいる。 「衝撃のラスト」が売り文句だが、素直にクライマックスの真相は驚いた。

感動という点では意外と泣けはしなかったものの、満足度は十分。久々に良質の邦画に出会った気分。


監督:三木孝浩
出演:神木隆之介、有村架純、志尊淳、DAIGO、松井愛莉、斉藤由貴、時任三郎
2019年  110分