アベンジャーズ/エンドゲーム | ☆テツコの部屋☆~映画評論館~

アベンジャーズ/エンドゲーム

85点

マーベル・シネマティック・ユニバースのシリーズとして、2008年『アイアンマン』から数え11年間で22作目の作品。
僕はほとんど初期のしか見てないんだけど、今までのストーリーはネットで調べてから見たので何とかついていけた。予習をしていけば、まぁそれほど複雑な部分はないと思う。
さて最強のラスボス・サノスによって宇宙の半分が死んでしまった前作。しかし思いのほか深刻な雰囲気はなく、前半はコメディ映画かと思うくらい笑えるシーンが散りばめられている。
中盤から後半にかけては意外な形で最終決戦を迎え、クライマックスは22作全部見たファンなら号泣ものの締め。半分も見てない僕でも少しウルッと来た完成度。
ただ全体を通して振り返るとかなり無茶な展開、無理矢理締めた感は強い。広大な宇宙を支配というわりに、地球の一部分だけでチマチマ戦ってたり。映画としても、3時間の尺の中で意外と地味なシーンは長い。
しかし映像も内容もクオリティはさすがで、このエンディングなら映画館に行った人はほとんどがそれなりに満足できたのでは。
なおこれで終わりかと思ったらまだ続くんだね。6月に公開される『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』がアベンジャーズシリーズの正式な完結となる。まぁ予告でスパイダーマン生きてるという時点で、ネタバレに繋がってるのはご愛嬌かな(笑)

 

監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
出演:ロバート・ダウニー・jr、クリス・エヴァンス、マーク・ラファロ、クリス・ヘイムワーズ、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、ドン・チードル、ポール・ラッド、ジョシュ・ブローリン

 

2019年  189分

原題:Avengers: Endgame