群集心理とバブル | 手帳~思い出~

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これは日経新聞にあったネタなんだけど、

なるほどと思ったので自分なりに記録。


人は自分の判断だけではなく他人の判断も参考にします。




レストランに食事をしにいくことにしました。


すぐ近くにレストランAとレストランB があります。


ここで参考する他人がいない場合、

自分で事前にどちらがおいしそうかリサーチして、自分の好きな方を選びます。



レストランの前にいると、

客がAのほうに入って行きました。

するとどうでしょう、少し迷いが生じます。

しかしここではたまたま一人の客がAに入って行っただけです。

もし自分はBに行こうかと思っていたなら、Bに行くかもしれません。




しかし、

ここで前に2人客がいて2人ともAに入った場合は、どうでしょう。

これは自分ではBに行こうと思っていたとしてもBに行くのはかなり勇気がいるのではないでしょうか。

そしてここで自分の考えを変えて自分もAに行くことにしました。

そうなると自分の後ろにいた客はどうでしょう、

その客も最初はBに行きたいと思っていましたが、ますますBに行きづらくなり、Aにすることに。

さらに次の客もBと思っていたが、Aへ・・・・・・・



と無限に連鎖していきすべての客はAへいくことになります。

ここで重要なことは


たとえ最初の2人以外すべての客が、レストランBのほうがよさそうだと思っていたとしても、

たままま最初の2人がAを選択したことによって、

なぜかすべての客はAを選択する結果になるということです。


大多数は個々の判断ではBと思ったわけすから、

レストランBのほうがおいしい可能性が高くても、

結果的にすべての客がAに集まるということがおこってしまうんですなぁ。



ちょっとうまく表現できなかったんだけど、

もちろん他人の判断の結果をどれくらい自分の判断に反映させるかは個人差があるでしょう。

それは自分の判断の自信度にもよりますし、性格にもよります。


それでさまざな人間がいますから意見が上記のように簡単に、

一方向に誤った方向に傾くことは少ないですが、

偶然が重なるとそうなる可能性があるということですね。


あと株式市場でバブルが起こりやすいのは、

株価水準をはかる指標は数あるけれど、

実は誰も株価の「正しい価格」というのを知りえないからだと。


(他人が)その値段で売買が成立したということを表す株価を参考するしかないのです。