彼女が新しいわんこを迎えたのは、周囲の人たちの注目が新しいわんこに集まり、話題がそちらに向くからだ。亡くしたわんこへのお悔やみに応えることは彼女にとって生傷に塩を塗りこんでる相手の傷を思いやる作業で、それでなくても辛い状況の彼女にとって非常な負担なのだ。でも、彼女もそれを意図して新しいわんこを迎えたわけではない。彼女自身も新しいわんこを迎えることで前を向いて生きていける。今に生きる。わんこはそういう生き物だから、彼女も亡くなったわんこたちの望みもそうだから。
ゆぴに おくるー おれの ぴんくのまんまる
にいちゃんからもらったー ぴんくのまんまるー
今日も おれとタワシとぷらすわん!ぷらすにゃん!へ
来てくださってありがとう!