とあるホールの近所にある食堂でチャーハンを食べていた時の事。
この店、私がパチンコを始めた時から存在する老舗。強火で炒められたチャーハンは、パラっと口の中でほぐれる至高の一品です。うまし。
もぐもぐ食べていると…
「あの…」
視界内に見知らぬおっちゃんカットイン。
はいはい、何でしょう?
「貴方昔、この近くにあるホールに通っていましたよね?」
( ゚д゚)!
お、おお…よく知ってますね。
そう。あそこはパチンコ始めた頃から通っていますよ。あの時は2.5円交換でしたが、今より甘かったなぁ…。
「やっぱり!」
嬉しそうに微笑むおっちゃん。
どうやらこの人も、私と同じで昔から件のホールに通っていた方みたいです。
あ、よく見るとこの人もチャーハン食べてる。わかってるんだなぁ…。
…そして、衝撃的な一言が発せられるのはこの後。
「ギンギラパニックで閉店まで続いた大連チャン、覚えていますよ!」
( ゚д゚)!?
「いつだったか、モンスターマンションでもたくさん出してましたよね!」
( ゚д゚)!!?
なんで…なんで知ってるのよ。
確かに、ギンギラパニックで24連チャン閉店をかましたり、モンスターマンションでたくさん積んだりした事あるけどっ!
「スロットでも積んでいるのを見た事ありますよ。懐かしいですね…」
すいません、それたぶんコピー打法です…( ; ; )。
(注:詳しくは語れません)
「当時は打っていた皆でいつも貴方の話をしていたのですよ。毎回たくさん出していましたし」
なるほど…どうやら昔の私、気付かないところで注目を浴びていたみたいです。
「気持ちよい出しっぷりに私、惚れ惚れしていましたよ…!」
…かじきファン、一名様ご案内。
まぁ上記の通り、当時は2.5円交換でその分ぶん回りでしたからね…無制限札で一日中打っていればほぼたくさん積めましたし。
交換率が等価に変わってからは全然回らなくなり、全然行かなくなっちゃいましたけどね…。
その後しばし談笑した後、おっちゃんとはお別れ。
「私まだあのホールで打ってますから…たまには顔を出して下さいね!」
そんな一言が別れ際のセリフ。
…うん。
ねえ、おっちゃん。私、一つだけ言えなかった事があるんだ。
あのね。それはね…
今日、そのホールで7万負けました。゚(゚´Д`゚)゚。
憧れは、幻想。
時代は過ぎゆく。
あの頃はもう帰って来ない。
でも…時々懐かしく思う。
そんなとりとめのない感想を抱いた、夏の一日。