週末は、
暖かい陽射しと
暖かい風がふんわり吹いていました。

末っ子と、注文した
新しい制服を受け取りに、
朝からバスに乗って、駅に行き
バスターミナルで、目的地行きのバスを待っていました。



白い杖を持った、年配の女性が
盲導犬と一緒に、やってきました。
側には、
案内をしてきたのか、若い男性。

バスに乗る前に、
運転手さんに確認して、
その場を離れていった男性。

バスに乗る時も、
バスに乗ってからも
チョット前を歩き
チョット前で止まり、
女性から離れない盲導犬。

私も、息子も、
盲導犬を連れた方を見かけたのは、
初めてでしたが、
言葉にできない、
なんとも言えない、
静かな
感動がありました。

息子と、
目が見えなくても、
出かけられるって、すごいね。
盲導犬も、手助けできる人も、
すごいね。
おばあさん、無事に着くと良いね。

そう、話しました。



*・゜゚・*:.。..。.:*・'*:.。. .。.:*・゜゚・*。..。.:*・'

目的地のバス停から、
建物まで、
車のこない田んぼと畑の真ん中の道を
春を探し、思い出話しに花を咲かせ
2人で、歩きました

2年間過ごした、
田舎の話し。
レンゲの花の首飾りや、
シロツメクサの冠、
たんぽぽ相撲や、
綿毛飛ばし。
四つ葉のクローバーも、探したね。

干からびそうなつくしを採ってきて、
料理して~って、言っていたね。
フキノトウを見つけては、
フキノトウ味噌を作ってみたいと。
木苺も、野いちごも、
へびいちごも、
見つけるたびに
大事に持ち帰りしてきて、
新しい発見に、
ワクワクしながら
過ごしたね。




そういえば、
階段の下で、
杖と手押し車が持ち上げられず、
困っているおばあさんの
手押し車を、
階段の上まで運んで、
又、
おばあさんの所まで戻って、
おばあさんに、掴まって。と、
腕を差し出した事も、
あったね。




帰宅し、
ピカピカの制服に袖を通し
あの頃よりうんと、
大人びた表情だけど
心の中は、
今も、
ワクワクとドキドキは
変わらず、

満面の笑みで、
パパに写メを送りました。



少しダボダボの制服の
ズボンの丈を縫い上げしながら、
ふとした、出来事に
優しい気持ちになって、
その、心の中の暖かい気持ちを
心地よく感じる事を
忘れずに、

心地よく感じる
言葉や、
行動を、
恥ずかしがらずに
伝え、
行える子に、

これからもそうでいて欲しいと、
願いました。




{DC74F3A9-B183-4A6E-AA26-DEC6DB6A6CFD}


携帯を向けると、
バッチリカメラ目線の
ブランも一緒に、

パパの元へ送った一枚です。