イベントでの気づき | 鎌田 惺舟 オフィシャルブログ / 書家 伝彩書家(オリジナルカラー書道) 

鎌田 惺舟 オフィシャルブログ / 書家 伝彩書家(オリジナルカラー書道) 

筆文字に魅せられて。伝彩書(カラー書)・筆文字デザイン・アート書・ロゴデザイン・筆文字Tシャツデザイン。

イベントに参加して
改めて自分のあり方について
思い出させてもらいました。

それはイベント
たくさんの出店者に
紛れた
「カラー書道体験」
コーナーでのこと。

二人恋人同士に見えたけど
夫婦のようで
私が、赤ちゃんの
お祝いに喜ばれています。

今回は体験ですから
お母さんが子供さんの名前を
書いて、記念にしていますよ。
というと、実は
お腹に赤ちゃんがいて
名前は決まっているので
その名前を書きたいと。

お母さんが書くのかと思ったら
お父さんの方が
習字の心得があるようで
本当に一生懸命、
二人でああだこうだと
言いながら
まだ見ぬ子供の名前を書いていました。

作品を見ながら、
これはまだ、みんな内緒だから
UPできないね。(^o^)
と微笑みあってました。

ああ、これだったんだ
私が望んでいたことは。

私は、
今まで
命名書を書かせてもらう時には

お父さんとお母さんの
子供に対する一言を
名前の横に
「子供さんの名前をつけた時の
エピソードや、この名前に決めた時の
気持ちを書かせてもらえませんか?」

と聞いて、一言書かせてもらっていました。

どうして、そんなことを
書くようになったのかを
その時まで、すっかり
忘れていた。

私の子供は、結婚14年目に授かった
嬉しくて夢のような気持ちと同時に、
すぐに流産の危険性があり
出産まで、何ヶ月も
入院したままで
不安な状態のまま
帝王切開で産まれた
愛しい、愛しい子供でした。

そんな思いをして、
授かった子供に
悲しい気持ちにさせることになって
しまって本当に
申し訳なく思っています。

産まれた喜びや
命をかけても守りたいと
思ったことも

過ぎて行く時間の中での

「忘れる」という罪

一組でも役立つならと
その喜びを
記録にとどめて欲しい
幸せをいつまでも
守り続けて欲しいと思い
そんなことを始めた。

そんな大切なことを
忘れかけていた。

出会いはありがたい。
心を取り戻させてくれる。

そう思った一日であった。


せいしゅう