この前秩父に行った。
「あの花」というアニメの聖地。
アニメ自体は二年くらい前のものだが、少し前に映画が公開されたせいか聖地はにぎわっていた。
中にはコスプレをしている人たちもいた。 めんまちゃんはあんなにゴツくない。と心の中で思ったのはここだけのひみつ。
秩父はなかなかの田舎ですぐそこに山が見えた。
山を見るのは久しぶりで少しだけ現実から離れた気がして嬉しかった。
山の中に入るのは嫌いだけど遠くから眺めるのはわるくない。
アニメに出てくる橋に行き、ぼんやりと川を覗き込んでいた時。
川の隅の方に流れが停滞して、淀んでるところがあって。 そこはまるでわたしだなぁってぼんやりと見ていた。
ふと方丈記が頭によぎった。正確な文章を暗記してるわけじゃないので、引用。
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮ぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし。世の中にある人と、栖とまたかくのごとし。」
淀みに浮かぶうたかたも何一つ同じものはないんだよね。
なにか少しだけ深く考えたりするきっかけになったような気もする。
頭の中でこれはだめだなってわかっていながらも捨てきれなかったものとか。
自分の中の正しいとか間違ってるの基準がここ数年随分とめちゃくちゃになってしまっていたけれど。
やはり今さらかもしれないけどもう少し正しく生きていこうと思った。
ここ最近はとにかく少しでも欲しいと思うものを満たせばシアワセに感じるのかな?と思って小さなものから大きなものまで手にいれてきたけど、けっきょくすぐに飽きてしまうし物はあくまでも物なのだと思った。
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