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醸研究所の醸せ師hikarinです。
こちらは50℃洗いをしたお刺身と、50℃洗いをしていない刺身の食べ比べのお写真。
皆さん同様に「洗ってないのは生臭い』とビックリしておりました
さて2月から始まった連続講座も今回で最終回。
50℃洗い、50℃漬け、低温スチーム調理を学び、
最後は50℃洗いの応用ともいえる「魚の50℃洗い」と「50℃解凍」
そして低温スチーム調理の応用を学びました。
50℃解凍のメリットは何といってもドリップが出にくいという事!!
以前、ふるさと納税で大間のマグロを頼んだことがあるのですが、その時に商品と同封されていた解凍方法にも確か40℃~45℃で解凍してくださいと書かれていたのですが、すでに50℃洗いの存在を知っていた私は50℃解凍にチャレンジしたのですが、あまりのドリップの少なさに驚いたことがありました。
もちろん、その後にお刺身としていただいたのですが、それはそれは美味しくて、家族全員でペロリと完食したのは言うまでも有りません
最終回の講座はまず40℃くらいからタンパク質の変性が始まる魚類を中心にスタート。
お魚でも、洗う温度は50℃が基本ですが、小魚や鰯などは若干低めの温度で洗ってあげると、身も崩れず綺麗に洗えます。
生臭さもスッキリと落ちます。
実践!実践!!
普段お家では、下処理が面倒だからお魚料理はあまりやらない~という人こそ、講座で体験することで、なんだ意外に簡単!となったり。
ようは慣れ!!
食わず嫌いといっしょ。
失敗しても家。食べるの自分やし(笑)
気楽に何度もやってるうちに、あれ?魚料理増えてるやんってなるもんです。←私がそうだった体験談。
ウロコもぴゃ~っと簡単に取れるようになるよ。
50℃のお湯で洗ったとは思えないほど綺麗でしょ
そこから調味液と一緒にさっと煮るだけで出来上がり~
50℃で洗っているので、生姜や梅干しを入れなくても、臭みなんて全く気にならないのです
更にこれからが旬なアサリもこの通り!!
50℃で洗うことで砂抜きもあっという間にできちゃいます。
塩蔵ワカメも50℃で戻してあげると、ふんわり磯の香りが漂うし、
紫蘇の葉は特に香りが立って、紫蘇好きの私はそのままむしゃむしゃ食べちゃいたいくらい
3回連続講座だけでは、食材全てを網羅することは不可能ですが、葉物野菜、根菜、果物、イモ類とか、お肉、お魚というように大きく分類された食材を洗ったり低温スチーム調理を体験することで、教室では実践できなかった食材がお家にあってたとしても「さつまいもはお芋だから、この温度帯で調理してみよう」と応用力がつきます。
その効果もあってか、3ヶ月通して生徒さん自身、習う前と今とでは生活自体が変化したと実感することも多くなったそうです。
最期にみなさんの感想をご紹介しますね。
農薬などの薬剤がきになり、50℃洗いで薬剤が落とせると聞き受講を決めたYさん
『習ってみて感じたのは、洗うことで安心して食べれるようになったこと。また洗うだけで身体的にもメリットが多く、更に低温スチーム調理をすることで、普段の料理が時短になって良い。一方、簡易的な低温スチーム調理は温度管理が難しかった。』
飲食店を経営されているOさん
『理論を知り、実践して、食材の変化に驚いた。お店で提供しているお料理を食べたお客様から「お野菜がこんなにシャキシャキなのはなんで?」「果物がとても甘いけど何か特別なことしてるの?」と洗ったに漬けたりしただけなのに質問されることが増え、50℃洗いを取り入れたことが良い変化をもたらせてくれた。洗うだけという誰でもできて、食材を活かすことができるので、今後も取り入れていきたいと思いました。』
50℃洗いを我流でやっていたKさん
『仕組みをしることで理解が深まったので、家庭でも実践しやすかった。最初は手間かな?と思ったが、慣れると気にならない。むしろ洗わない方が気持ち悪く感じるほど。旦那様と食べ比べをして、美味しい食材を見つけている。』
醸せ師hikarinがオススメしている50℃洗いがとにかく気になったYさん
『予想外に科学的かつ理論的。そして洗うだけで美味しいし、最低限の味付けでも美味しくなるほど食材の良さがひきたつ。ビックリしたのはお肉を洗った時の臭さ!今までこの臭さを食べていたのかと思うと…。』
もともと麹に興味を持ち、低温調理器を使用していたIさん
『50℃漬けは学びに来ないと知りうることができなかったと思う。デンプンの糊化など知って良かったと思う内容が多かった。根菜を丸ごと蒸しておけるので、使い勝手が良くなって食べる量が増えました。』
50℃洗いは洗うだけなのでご家庭でも活用されている方も多いし、お店や農家さんなども取り入れている所が増えているように思います。
ですが低温スチーム調理については、まだまだ家庭での普及は少ないな~というのが正直感じるところですが、私自身50℃洗いと低温スチーム調理を取り入れることで、お家ごはんの質があがり、また昨年他界した父の終末介護における食事の調理にとても役に立った経験もあり、もっともっとこの調理法を広めていきたいと強く思うようになりました。
また発酵とも相性の良いということもあり、田村先生相談してインストラクター養成講座にチャレンジすることにしました。
今月から6か月かけてインストラクター養成講座を開講しつつ、私自身も学んでいきます。
(養成講座については募集は終了しています。)
お問い合わせいただいている第4期の連続講座につきましては、このインストラクター養成講座が終わるまでしばらくお休みとなりますのでご了承くださいませ。
秋には新たなインストラクターが誕生いたします。
そうなればかもけんだけでなく他にも学べる場が増えるので、もっともっと多くの方に学んでもらえるようになります!!
私も今からワクワクだよ~
待っててね~
養成講座のレポについては、またブログにてレポートあげていきますので、ご興味のある方は読んでくださいね。
ママについてきてくれていた女の子
低温スチーム調理したセロリやパプリカも美味しいとモリモリ食べてくれました。
最終回のアサリの酒蒸しの様なお吸い物はおかわりまで
嬉しかったな
最期までにこやかに参加してくれてありがとうございました。
健やかな成長を祈ってます
醸せ師hikarin@醸研究所