8月28日に行われた「北海道マラソン」を5歳の娘と見に行ってきた。

見に行ったポイントは、20kmすぎの北24条通りの給水地点と40kmの最終関門である大通6丁目のあたりだった。

20kmすぎのポイントに着いたのはスタート時間から90分経過した頃だったと思う。必死に走っているランナーの方々を見たとき、なんとも言えない感動をおぼえた。それは1週間前に初めてハーフマラソンを完走できたばかりのこのド素人ランナーにとって、経験したことのない熱気を感じたからだと思う。気温が28℃位あって、しかも関門制限タイムに追われるこのレースの過酷な光景を目の当たりにして鳥肌が立った。

目の前の給水ポイントでは、スタッフの人達が声をかけながらコップの水を渡していたが、途中で水が底をつき、受け取ることができないで通過するランナーもいた。

その後、最終関門である40km地点に自転車で移動した。

関門締切の時間はスタートから3時間45分後と聞いていたので、その約30分前から娘と二人で観戦した。

通過するランナー誰もが疲れきっているように見える。20km地点の表情とは当然ながら明らかに違っていた。まもなく雨がスコールのように降ってきたが自分はそのまま通過していくランナーを濡れながら見つづけた。

大きな時計が関門閉鎖時刻まで1分を切った時、係員が拡声器で「まもなく閉鎖しまーす!」とコールし、

そして、時間になると1秒も待たずにホントに関門閉鎖してしまった。すぐ手前10mから30mにランナーがいても、お構いなしなのだ。ダメなものはダメなのだ。

見ていた自分としては「マジかよ~」である。こんなにバッサリと閉めてしまうとは知らなかった。女性ランナーひとりが、涙目で路上にしゃがみこんでいるし、その後ろに男性ランナー5人くらいが呆然と立っている。

「これはキツいな~」と思った。


1ヶ月以上たつが、この光景は忘れることができない。

この時いつか、このレースに出てこの関門を突破してやろうと自分は決めた。

 

帰宅するとすぐに着替えてトレーニングに出かけた。

興奮していたのか、暴走気味に走りヒザを痛めた(笑)