もう、むかーしの話ですが

本部道場にて筆頭指導員をしていた時と思いますが

多分、夏です。

布施の駅前?でフェスティバルがあり

私たち空手家も数名を選抜して演舞に挑みました。

誰が何をする?と事前に決めるのですが、手刀や各種肘は埋まってしまい、残された『正拳』でチャレンジする事になりました。

自分が1番先輩だし、正拳も得意だし、まぁ良いかと軽く引き受けたのでした。



後輩諸氏が見事に完遂する中、私の番が回って来ました。

後輩諸氏が余りにも見事に各種試し割りを成功させるので、『あれって、試し割り用の瓦やろ?』などと声が聞こえたかも?知れません。

私は適当に呼吸を整え、気合いを入れて正拳を下に打ち下ろしたのですが、なんと1枚だけ残してしまいましたガ━l||l(0Δ0)l||l━ン

タオルをどけて、残る1枚を正拳で割ったのですが…コレが行けませんでした。



割った瞬間は大丈夫ですが、割れた残骸で拳を切ってしまったのです。

血みどろの拳をおしぼで隠しましたが…出血が止まらない…

主催者の皆さんは心配するし、観客の皆さんからは悲鳴が上がるし…ちょっと焦りました🤣

心配する後輩B君、真実味が出て丁度ええやろとお気楽に答える私。

でも、おしぼりを何枚も何枚もかえるうちに、出血が止まらない…と焦りましたよ。

主催者様は『救急車呼びましょうか?』と聞いて来るし…

ちょっと痛いし、出血止まらないし…

本気で心配する後輩B君が『お願いですから、病院行きましょ』と必死に私を説得。

確か、後輩君の愛車で小阪病院に急行したのです。

それは良いとして、問題はここから。

整形外科の先生に拳が切れた経緯をお話しました。

先生に沢山怒られて、『空手やってるなら、麻酔要らんな』と言われ、『はい、大丈夫です』とかるーくお答えしました。

だって、昔私の師匠はもっと重症な怪我をしたのに、自分で応急処置をし、口笛吹いてましてから♪~(´ε` )。

あの時は私の愛車で、運転は私、助手席はH先輩でした。

その経験が深く記憶に残っていたからです。

そんな事で、私もこの位の傷で麻酔などいらないと答えてしまったのです。

20数針縫ったのですが、少しだけ痛かったです。

この時は偉い先生に当たったなーと思いましたが、後年になり、他の整形外科の先生に見せる度に『凄い名医』と言われます。


傷がほとんど分からないからです。


考えてみると、そんなに痛くなかったし、短時間で針と糸?でちょちょいのちょいと終わられてくれました。


私、右眼の額にも縫い傷残ってますが、確かにこっちは残っています。


と言う事で、私はその後も名医に出会う事になるのです。


ではまた(*´︶`*)ノそのうち。