観てまいりました。@新静岡セノバ。
以下ネタバレ&メンタル話ですので苦手な方向けに反転させます。
キチガイメンヘラで安心と定評のあるおなじみの私ですが、今回は映画の内容とリンクさせるために境界性人格障害ではなく、解離性人格障害とからめてお話したいと思います。
ニノの安定した演技力がなせる業、二重人格。
東野圭吾原作だけあって伏線はり&回収はお見事でした。
鈴木保奈美演じる精神科医が理想の世界を科学の力で造るべくニノの人格障害を利用し、はめて行く。
普通の近未来ものなら、犯人と断定されたニノの疑いをはらし実は真犯人はこの人でした!ENDだと思うのですが、これはそのあとニノの人格が実は裏人格がオモテで表人格が父親の自殺というPTSDによるあとからつくられたものだったという二段オチ。
「欠陥品はいらない」
そのセリフがつきささります。
私は映画の中の精神科医からすれば間違いなく欠陥品でしょう。
「未来や夢をみたっていいじゃない」
ニノの言葉に救われました。
メンヘラなんてこんなもの。
ちょっと他人の言葉に一喜一憂しやすいイキモノ。
私は解離性ですのでもうひとつの人格とおしゃべりすることもなければ、本人格でないときの記憶もありません。
解離している間になにがおこっているのかわかるすべはありません。
気がついたら別の場所にいる。
ここからここまでの記憶がない。
本人格しか記憶がないのですからこの映画のようなことがおこったら疑いをはらすすべがありません。
幸いにも一度友人の前で解離したときは、おっとり話すようになりふらふらし始め、でも意思の疎通はでき、なんかいつもとちがってふわふわしていた、だそうで。
本人からしたらいきなり納豆かきまぜてるとこから記憶とんで次の日の朝お布団にいるんですからびっくりです。
家まで帰ってきて眠りにつくまでの行動はすべてもう一人の私のもの。
ニノの両利きがうまくいかされていたなあ。
あと人格の使い分けはさすが。
大奥、GANTZときて3つめのニノ主演。生田斗真とならんで安心して観られるジャニ2人。
でも人格いれかわるとこは邪気眼静まれ…!!だし、精神科医は「新世界の神になる!!(キリッ」で厨2心をくすぐる映画だったかもw
爆破シーンありカーチェイスありアクションありで忙しいストーリーでした。
頭つかうしね。
脳男に続く精神科ものですが、僅差で脳男の勝ち。
どっちも恋愛要素薄めですがきれいごとなしのBADENDというがっつりっぷりで脳男に軍配あがりました。
まあニノも結局銃殺したのでつかまってましたが、あれはあれでマッドサイエンティストという狂気を抑える鞘となるべきでしたのでめでたしめでたしでしょうかねー。
脳男は心をえぐってくる精神科が抱える現状の作品、プラチナデータはこれからの科学や精神科を考えさせられる作品、私はそうとりました。
しっかし政治家に対する皮肉といいますか、大人の黒い事情といいますか。
実世界でもおこってるんでしょうねえ。
私がなぜ解離するようになったかはまた次回にでも。
朝選挙にいったよ!
選挙は国民の義務だよ!
選挙だけに限らず義務を果たさず主張ばかりくりかえす愚か者は一度ひっぱたかれてこい。
さわやかまいうー!
げんこつ余裕。