今年一年間がもう少しで終わろうとしていますが、
一年間を振り返っての木村カスミのベリーダンス活動について。
エジプト、カイロで木村カスミ主催のタブラレッスン。
9月の東京、大阪の木村カスミ公演でも来日した楽団のサイード氏を講師に迎え、
カイロ駐在の優雅なマダム皆様と共にタブラレッスンお教室。

マダム皆様全員 さすが値段のお高い素晴らしいタブラをお持ちです。
エラくシャンバータックやエス音が力強くクリアに出る方に驚き なぜかと伺うと、
何と日本人学校でタブラを指導したのを児童生徒さんが家でお母さまに教え、それを練習なさったとか。
こうした繋がりにも大感激です。
オリエンタルリズムにいつも接しているので多くを知っているようなつもりでいましたが、いつも新しい発見や気づきがあり、とても面白く奥深いです。
例えばベリーダンス代表的リズムの一つマルフーフ、このリズムだけ生演奏でスタートする場合、他と大きく異なる点。
感覚で当たり前に捉えていたものを、演奏する側から改めて認識したり、
それと、音楽も特に学び続ける事の大切さを実感したのは、
その時どきの音楽流行スタイルというのがありますから、
そのテンポで特徴づけられたリズムも変化したり、そのリズムで有名な曲も今は違うリズムを使うのが流行っていたり。違うリズムだと同じ曲でも違うものに感じ、今を感じさせる。
それと共にダンススタイルの流行というのもある。
そうしたものも常に捉えておいて、日本や海外でのWS内容、エジプト旬の曲をまた来年春のWSでお伝え出来るかと思います。
ロールやドォモーンの違い、いや 叩き方のでなく、ダンサーがそれを踊りで表現するその仕方やテクニック。
最近は、日本でも生演奏で踊るのが人気のようで、でも生演奏ならではの知らなくてはならない知識やテクニックが物凄くありますから そんな事も伝えていけたらいい。
ダンサーにとっては
リズムや音楽に関して、いつも学び続け復習し、それを頭だけの知識でなく踊りに生かせてはじめて
意味を成すのでしょう。
在エジプト我らが日本大使閣下や大使館皆様はじめ、日本を代表する世界トップ企業の皆様の参加されたカイロにおける華やかなパーティにおいて、駐在日本美女マダムタブラ隊皆様が木村カスミ楽団と共にお披露目演奏され、とても大好評を得ました。 


普段タブラ教室でタマリーン(練習)成果をこうした場で、エジプト人のプロ楽団と共に堂々と演奏されるお姿はとても立派でここならではの何よりの文化交流であります。
日本大使にも木村カスミと共にちょっと踊りにも触れていただき、
大変光栄でございました。
とっても素敵で紳士な我が国大使と共に、日本を支える世界トップ企業の皆様、美女マダム皆様(写真)誇りに思います。

年末12月は何かと忙しく、ドバイやアブダビでのパーティショー。
カイロのホテルでの年末パーティショーのリハーサルをカスミ楽団と何回かしているある時、横のスタジオでスター歌手アミーナが多くの楽団と共に同じくリハーサルしてました。スタジオ出る前に挨拶に行きました。
アミーナが来るの知っていたら、ジャージ姿すっぴんでなくてまともな格好で写真撮りたかった。

その後も何回か木村カスミ楽団とリハーサル。いつも多くのカスミ楽団や歌手に囲まれて座長気分。
9月の東京&大阪での「木村カスミ公演」で来日した楽団、
タブラ奏者・サイード氏やキーボード奏者・カリーム氏、日本のお客さんを大いに沸かせ感動させたタンヌーラダンサー・ヒッセーン氏、
こちらエジプトでもいつも大きな仕事は一緒チーム。

その時の公演演目で使ったシャービ「ハントゥール」はアミーナの曲。
楽団といつもこうして接していると、この業界の色々な情報が伝わってくるだけでなく、音楽に関して大いに学びになる意義ある時間。
  
こうしたエジプト人の素晴らしい楽団やダンサーを、今年の9月「木村カスミ公演でお連れし、
日本の皆様にはエジプトの音楽と踊りの素晴らしさを直に感じ取っていただき、
来日したエジプト人には日本の素晴らしさを知っていただきました。
東欧チェコ共和国でのベリーダンス公演に日本人である木村カスミが招聘された事によって、
日本大使館文化部からその公演の後援名義授与において、
「日本の外務省から許可を得たという事は、カスミさんがこちらに来ることでチェコ-日本間だけでなくヨーロッパに向けて日本もしくは日本人の価値を高めるものと認められたという意味です。」
というお言葉もいただき、誇りと責任で身の引き締まる思いでした。
エジプト、カイロで毎年恒例の世界ベリーダンスフェスティバルでのオープニングショーで踊ったり、講師としても参加して世界中のベリーダンサーとの交流。

この踊りの本場であるエジプトを拠点に、今年も我が国日本を始め、
ベリーダンスを通して世界中を駆け巡り、
来年や再来年までも、すでに世界からの招聘を受けている事はとても喜ばしい事。
この踊りの架け橋として来年もこの踊りの域を広め深く活動していきたい。
この踊りが限られた女性だけの踊りとしてだけでなく、素晴らしい芸術の踊りだという事を
多くの人々に知っていただきたい。
この踊りのますますの繁栄と発展を願い、
改めて 皆様、今年も本当に
お世話になりました。
ありがとうございました。