明日は南阿蘇村に知人の農場の災害復興ボランティアに行って参ります。人手が足りず困っているということで、当然知っている方たちの農場なのでお手伝いにいくのはあるのですが、他にも多くの理由があります。

私は二つの社団法人の事務局長をしております。今回の南阿蘇村に行き、翌日の月曜日に私が社団法人の月例会に報告をする予定になっています。
もう一つの社団法人においても、現在、一部の理事さんたちと継続的な復興支援を検討模索しています。

私は、東日本大震災を始め、九州北部豪雨、広島豪雨など、災害ボランティアに行ってきましたが、この経験をうけて、私なりの支援の在り方に行き着いた次第です。
もちろん肉体的労働的奉仕は致しますが、それは従来のボランティアの形で有り、私でなくてもむしろ若い方や専門性の高い方の方が頼りになるかと思いますし、実際そう感じてきています。

私は一応事業家です。
私の経験や人脈、組織を通じての支援を同時に考えています。
なかなか申請まで行き着きませんが、NPO法人の近く申請して行きます。
誤解を招く恐れがあるかも知れませんが、私は社会貢献を事業として捉え、地域の方々と継続的且つ本質的に問題を解決していくような事業形態に私の会社を変革しようとしています。
会社のミッションと私の関わっている団体と、私が個人的に行っているものは、どれも理念を同一にしています。
解りやすく申せば、今までランティアはボランティア、仕事は仕事で切り離して考え、行動してきたものを、広く考えれば、それも今やっている会社の事業も、社会の課題の解決に繋がるものをですので、これらをソーシャルビジネスの名の下に、全て私の仕事、会社の仕事、団体の仕事として、取り組んでいくのです。
私が、裕福で時間もたくさん余っているのであれば、ボランティアはボランティア、仕事は仕事として分けることも可能かも知れませんが、私はそんなに余裕がありあせん。

ならば、社業に集中して、人のことなど考えずに、会社が儲かったらやればいいとおっしゃる方も私の周りにはたくさんいらっしゃいます。それはそれで至極当然でありがたい指摘なのですが、そもそもICIという会社は社会の課題を解決するためにつくった会社ですし、また昨年まで設立と運営に深く関わった社団法人も、私なりに社会の課題を解決するための団体ですので、そもそも切り分けることが出来にくいところがあるのです。
加えて、私には、財源が乏しいなか、また生産人口も減っていく中、今日のような社会が再来年になって維持出来ているかとても不安があり、日本の将来の為にも、私のような人を多く増やさないといけないとすら思っています。
ただ、私も道半ばですし、成功している訳ではありません。ですので、私は、社業と社会貢献活動を一にして、今ここでやらないといけないと思っています。

私はとても雪深い田舎に育ちました。
私は活かされていると本心思っています。
私は器用ではありませんので、これはこれ、あれはあれと出来ません。
ですが、目的達成のために、それが社会のため、未来の人のになるのなら、人の幸福の為なら、貪欲になります。なりたいです。あれもこれもしたい。その努力は惜しまずやりたい。
でも私も食べて行かないといけません。食べさせて行かないといけません。だから仕事も当然やります。
仕事と日本の将来の為という、二兎を追うのです。
どうかどうか幾ばくでもよろしいのでご理解下さいませ。