昨日、東進にて二郎の受験校を決める最後の三者面談が行われました。面談をしたのは担任のP先生(慶應・法)ではなく、A先生(早稲田・商)です。かつて、二郎に金谷の日本史講義(前後編144,000円也)の受講を勧めたり、志望校合格コース(約30万円也)を勧めたりと、私の印象は良くありません。今になっての感想ですが、
金谷の日本史講義も志望校合格コースも全く必要ありませんでした
むしろ受けなくて正解。二郎以外は、みな志望校合格コースを受講したそうです。そして、多くの子が
「やってる暇なんてない」
と後悔し、放置しているとか。ほら、言わんこっちゃない。危うく50万近くと貴重な時間を失うところでした。
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事務スペースの奥に目を遣ると校舎長の姿が、、、あらゆる勧誘をしつこく繰り返し、それらを断ったら
「先生ねぇ。二郎君はこのままじゃ受からないと思うよ」
と宣った野郎です。こっちは忘れてないからな(怒
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さてさて、個室に通され、A先生との面談開始です。
「本日はよろしくお願いします。さて、二郎くんですが、、、共テ系の模試の結果を見る限りだと、こんなです」
モニタをこちらに見せてくれました。う~ん、ひどい。。。
A先生「私の意見ですが、難関私大系の模試ではそれなりに取れていますが、共テ系が安定していないので、自信を持って早慶上智って感じではなさそうです」
私「たしかにそうですね。まぁ、全滅してもおかしくないと私も思います」
A先生「いえ、私の意見ですが、それなりに可能性のある成績ですし、狙えるとは思いますが、普通はMARCH上位学部から下位学部あたりを併願するのが一般的な戦略だと思いますよ」
二郎「、、、」
妻「受けます!立教と明治受けます!」
二郎「!」
私「え?」
妻「この子はスコアは低いけど英検準1級持ってるのよ。それで有利に戦えるところ受ければいいじゃない?全滅なんて冗談じゃない。立教全学部入試と明治の国際日本を受けさせます」
A先生「あ、良いと思います。特に明治の国際日本は二郎くんにぴったりかと。あとは中央か法政、もしくは成成明学あたりを1つで十分ですね」
二郎「、、、受けません」
妻「はい?」
二郎「どうしても受けろというなら受けるけど、行かない大学を受験するのは時間とお金の無駄だと思う」
A先生、なんだ家庭内で話し合ってないのか、という顔。
A先生「そこら辺は二郎くんの考え次第だと思うんだよね。浪人覚悟でも早慶上智っていうなら、それでいいと思うんだけど、もし、」
二郎「浪人は絶対に嫌です!」
妻「じゃあ、MARCHあたりを2校は受けなさいよ」
A先生、うんうん頷いています。私はとりあえず様子見。
二郎「今から落ちることなんか考えるわけないでしょ(ボソ」
妻「そんなの分からないでしょ。あなた高校受験でも強気でいって」
二郎「俺は絶対に受かります。早慶は全滅するかもしれないけど、少なくとも上智は合格してみせます」
A先生含め、沈黙したので私が割って入りました。
私「それでいいよ。行きたい大学なら浪人してでも入ればいい。幸いにして何回もチャンスあるわけだし。それで全滅なら運とか関係なく実力がなかったんだよ。清々しくていいよ」
二郎「俺もそう思う」
妻「明治も立教も通いやすいし、良い大学だよ」
二郎「調べたことないから知らない」
A先生「うん、明治と立教ならMARCH上位大学だし、いいと思うよ」
二郎「そんなの知らない。大体、MARCH自体よく知らない」
妻「なんで調べないの?(怒」
二郎「私立で良い大学って早慶、そして次点で上智なんでしょ。そこしか行きたくない。なんでそれじゃダメなの?」
A先生、苦笑。妻、呆れ顔。
私「それでいいんじゃない?私立の文系大学なんてどこも大した差はないよ。だから、拘る必要も本当はないんだけど。。。まぁ、直前期に二郎が拘っているのを外野がギャーギャー言うことないと思うよ。ただ、最悪、浪人は覚悟しとけよ」
二郎「浪人する気ないから」
A先生「わかりました。そ、それじゃあ。それで組み直してみますね」
パソコンを2分ほどいじるA先生。妻は私と二郎を怒りと呆れ半々のような顔をしてこちらを見ています。
妻「どうなっても知らない。どんなに合格点に肉薄したって不合格なら大学にはいけないんだからね」
二郎「はい」
二郎はそっぽむいて返事をしていました。
A先生「じゃあ、こんな感じで2月3日に上智のTEAP利用、、、」
私「先生、上智のTEAPは6日です」
A先生「え?本当ですか?」
私「2024年度から大幅に日程変更になりましたよ。大体3日後ろ倒しになりました」
A先生「あ、失礼しました(汗」
おいおい、大丈夫か東進。というかA先生が大丈夫なのか?
A先生「あはは、、、上智受ける子少ないんですよね」
まさか去年の日程を見て組んだんじゃなかろうか。そりゃ確かに多くの大学は変更ないけど、上智みたいなこともあるんだから一応確認して欲しい(呆
A先生「え~、反映しました。6日が上智のTEAPで、その後に慶應が続いて、早稲田の●●、▲▲、■■、★★でいいですか?」
二郎「はい」
妻「え?ちょっと、、、これ何日も連続するじゃない。二郎は頭痛持ちだったり、すぐ風邪ひいたり、寝込むんだからやめなさい」
私「いいんじゃないの?」
妻「ダメダメ、、、どうせ望み薄いんだから、早稲田は2つ程度にして上智の後は立教か明治受けなさい」
また蒸し返した、、、
二郎「あのさぁ、、、俺、●●は合格最低点に何度か届いているし、判定だって複数Bは出てるし、▲▲と■■はボーダーラインまで来てるんだよ。なんでそれを受験しないってなるの?」
妻「どうせ、疲れて受験に集中できなくなるから!それで落ちたらどうするの」
二郎「大丈夫だから」
妻「そういって、、、あなたは自分の体力のなさを全く理解してない」
二郎「いいから、受けたいところを受けさせてよ!」
し~ん、、、
A先生「まぁ、6、7連続受験する子はいなくはないですね(汗。相当大変だと思いますけど。。。」
二郎「ですよね」
A先生「ただ、早稲田も慶應も当日は物凄い数の受験生でごった返していて、なかなか会場までたどり着けないよ。普段は数分で着く早稲田駅から本キャンまでの距離で15分以上掛かったり、慶應も銀杏並木がとても長く感じたりね」
二郎「先生はどっちも受かったんですよね!」
A先生「うん、慶應も早稲田も商学部は合格したよ。まぁ、先生は二郎よりも臆病だからMARCHも成成明学も受けたけどね」
二郎「そうなんだ、、、」
私「じゃあ、やっぱりMARCH受ける?」
二郎「受けない!」
そこは受けないんかい。
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ということで受験校確定しました。
上智・TEAP(3学部)
慶應4学部
早稲田4学部
国公立1学部
です。う~ん、偏差値の割に超強気!これで調査書を学校に依頼します。年内に出してもらうためには21日が締め切りですから、、、
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妻は今でも不満みたいです。
「一応、明治と立教も調査書お願いしとくね」
「二郎には言わないほうがいいよ。取るなら黙って取ろうよ」
「わかってる。年末にもう一回説得してみるわ」
「俺はもう早慶上智だけで良い気がしてきた」
「あのねぇ、、、私が不安でどうにかなりそうなの!もうどこでもいいから大学生になってよ。本当にもうイヤ、こんなハラハラさせられるの。だから、あのときに明大中野を受験させとくべきだったのよ!」
「え?中受のときのはなし?」
「そう」
「いまさら、それ言う?」
「とにかく何年間も受験受験でウンザリ。さっさと決めて欲しい。浪人なんて私が耐えられないから!」
だそうです。私ももう少し広く受験した方が良いと実は思ってるのですよ。ただ、二郎があそこまで頑ななのを見ると、彼の意思を尊重した方がいいと思うんですけどね。妻よ、もうちょいガンバ(汗