2004年にハワイに留学した時、とにかく最初は休みなしで研究をしました。
朝から夜まで一日中研究室にこもり論文を読み、研究をしていました。
英語がろくに話せず、友人もいなくて、とにかく孤独な日々でした。
ここが自分のデスクでした。初日に撮った写真です。
研究室の廊下です
朝から夜まで研究を出来るということは本当に幸せでした。
留学するまでは、大学病院での勤務の合間に、主に夜中に実験をしていました。
日中の仕事が終わり、夜の21時から実験をスタートして、朝の4時くらいに実験が終わるという事も多々ありました。
そう思うとハワイでは朝から研究のみを行える事は幸せでした。
ハワイでの留学というと、ほとんどの方から「ハワイかー、良いねー」、「ゴルフやサーフィンし放題で羨ましいねー」、など言われましたが、実際には自宅と大学の往復で一日が終わり、遊ぶ事など殆どありませんでした。
今思えば週末くらいもう少し羽を伸ばしても良かったのかなと少し後悔しています。
ただ最初の1年間に死に物狂いで実験を行い、有意な結果が出たため、自分としては本当に有意義な留学生活でした。
また、世界中の様々な国から留学しに来ている研究者と学問に関することはもちろんですが、それ以外にも色々な話をすることが自分の見識を非常に広めてくれたと感謝しています。
実際ハワイには2年半留学していたのですが、ファーストオーサーとして2個の論文を、また共同研究としてその他6個の論文に名前を載せる事が出来て、自分としてはとても満足した結果となりました。