旦那に協力してもらいたいのですが | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

旦那が治療に対して協力的ではありません。いくらお願いしてもお酒は減らしてくらないし、食事も体に良くないものばかり食べています。採卵の時も俺は忙しいと言って院内で精子を採取してくれません。昨年流産もしており、今月42歳になり焦る一方です。旦那に、夫の協力が必須で精子が大切である事を理解させたいのですがどうしたら良いでしょうか?

 

このようなご質問がありましたのでお答えします。

 

現在ではかなり男性が治療に対して積極的に参加しておりとても好ましい現状となっている一方で、このような非協力的な男性がいて苦戦している女性がいることも事実です。

 

できる対策ですが、今の現実を理解してもらうのが一番好ましいですが、妻から面と向かって、これが良くない、あれはダメと言われると、それが図星であるがゆえに逆に反抗的になる男性が多くいます。


一番お勧めなのは説明会に参加してもらい、大勢いる中で医師からエビデンスを示されながら説明を受けることかと思います。

男性は医師からエビデンスを示され話をされると素直に受け入れる方が多くいます。

実際に説明会でタバコの生殖への悪い影響を話をすると今までヘビースモーカーであった方も含めかなりの方がすぐに禁煙します。