44歳です。改善策はあるでしょうか? | 両角 和人(生殖医療専門医)のブログ

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生殖医療専門医の立場から不妊治療、体外受精、腹腔鏡手術について説明します。また最新の生殖医療の話題や情報を、文献を元に提供します。銀座のレストランやハワイ情報も書いてます。

44歳です。過去に採卵を8回、移植を12回していますが一度も妊娠しません。医師からは卵子の質が悪いから難しいと言われ続けています。何か改善策はあるのでしょうか?

 

この様なご質問がありましたのでお答えします。

 

若い時には卵子が自己で修正する力が高く色々なストレスに対して適応が可能ですが、44歳になると少しのストレスで卵子に色々と異常が起こりやすくなります。

そのため今までの若い頃の治療方法から修正しなければいけない点が出てきます。

 

高齢の場合、色々と工夫して、年齢に応じた治療法を選びより妊娠しやすくすることが求められ、卵子に負担をかけない治療方法を目指すことが大切です。

 

以下の記事を参考にしてください。

 

体外受精が好ましい。

高齢になると顕微授精か体外受精か?

 

ピエゾICSIが好ましい。

変性したのは卵子が悪いのか?

 

初期胚移植が好ましい。

初期胚が胚盤胞より良い場合は?

 

フェマーラを用いての新鮮胚移植が好ましい。

FSHが高く良い卵子が出来ません。

 

エンブリオスコープが好ましい。

エンブリオスコープのメリット

 

改善策を考える。

卵子の質が悪い?