ヒトCPGの存在 | Y

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Evidence for a spinal central pattern generator in humans


Dimitrijevic, M. R., Gerasimenko, Y., & Pinter, M. M.
Annals of the New York Academy of Sciences, 860(1), 360-376, 1998




以下、abstract

完全麻痺の腰髄脊髄損傷者に非パターン化した電気刺激を加えると、受傷後に長期間経過していても歩行のようなパターン化した筋活動を誘発することができる。我々は脊髄硬膜外刺激によって対象者の筋活動と自発運動を生じさせることができた。刺激は周波数25-60Hz、振幅5-9Vで第2腰椎部におこない、リズミカルな交互運動を誘発した.今回の知見は、ヒトにおける脳の制御から解放された脊髄回路にも自発運動様の活動を示し、脊髄への電気刺激による外部コントロールが脳によって生成されたtonic driveの代替えとして機能することを示唆している。


この論文は、ヒトにもCentral Pattern Generator(CPG)が存在することを確証づけた論文といえます。