よしっ
【細胞の発見と細胞説】
・細胞の発見
1665年 ロバートフック(イギリス)は複式顕微鏡(図2:倍率およそ20~30倍)を使ってコルクの破片を観察した。すると小さな部屋がいくつもあることを発見し、その小部屋を細胞(cell)と名付け、「Micrographia」という図本を発表した。
・細胞説の確立
1831年 ロバートブラウン(イギリス)はランの葉の表皮細胞を観察し、細胞に球状の構造を見つけ、これを核(nucleus)と名付けた。
1838年 シュライデン(ドイツ)は「植物は細胞を単体に作られている。」と唱え、
1839年 シュワン(ドイツ)は「動物は細胞を単体に作られている。」と唱えた。
このシュライデンとシュワンの発表から「すべての生物体は細胞を単体に作られている。」という細胞説が生まれた。
さらに、1885年フィルトヒョー(ドイツ)は「すべての細胞は細胞から作られる。」と唱えた。
・まとめ
①細胞は生命の最小単位である
②すべての生物は細胞から構成される
③細胞はすでに存在する細胞からのみ生成される
【細胞の構造】
<植物細胞>
細胞壁
液胞
葉緑体
核
細胞質気質
細胞膜
ミトコンドリア
<動物細胞>
中心体
核
ゴルジ体
細胞膜
ミトコンドリア
Q.植物細胞と動物細胞内の構造物のうち、共通の構造物は?
A.
①核(核膜、染色体、核小体)
②中心体(シダ植物やコケ植物などの一部の細胞で見られる。)
③ミトコンドリア
④細胞膜
⑤ゴルジ体
⑥細胞質気質
Q.植物細胞にあって動物細胞にはない構造物は?
A.
①葉緑体
②細胞壁
③液胞(動物細胞にもあるが小さすぎる上に働いていない)
<核>
・核膜…核を包む膜。二重構造をしている。
・染色体…DNAとタンパク質でできている。細胞分裂の時に棒状になる。
・核小体…核内に1~数個存在する。タンパク質をつくる「リボソーム」の原料をつくる。
<ミトコンドリア>
呼吸に関係する酵素を含み、酸素を用いて有機物からエネルギーを取り出す。
酸素を作って有核物(ATP)を分解してエネルギーを生み出す。
<葉緑体>植物細胞
緑色の粒で、光エネルギーを吸収して光合成を行う。
クロロフィルが光エネルギーを受けてCO2とH2Oから有機物とつくる。
<ゴルジ体>
へん平な袋を数枚重ねた形で、物体の分泌に関係する。
主に消化酵素(タンパク質)を分泌する。
<中心体>
核の近くに存在する粒子で、細胞分裂のとき紡錘糸の形成に関係する。
紡錘糸紡錘糸
<液胞・細胞壁>
・液胞…細胞液が細胞膜に包まれている。色素や糖類などが含まれている。水分量調節などに役だっている。成長した細胞では、特によく発達している。
水分量の調節、色素(アントシアン)、糖類を貯蔵。老廃物込
・細胞壁…細胞膜の外側にあるセルロースなどからなる厚い膜で細胞を保護する。
細胞の保護、全透性をもつ
あらっ
文数限界やわwww