長らくブログ放置してしまいました~毎度のことですが(^-^;
育児って本当に大変で楽しくて充実していて、初めて体験する世界観にただただ驚いています。そして世のお母さん、お父さんを改めて尊敬する毎日です。。

今日は久しぶりに母の生前闘病話です。

母、自宅から遠く離れたリハビリ病棟で慣れるまでは、針金ハンガー使ってお風呂の鍵を開けようとしたり、病院内を歩き回ったりと慣れるまでは落ち着かない生活だった。

そりゃ景色も見知らぬところだし、お見舞いに来るのは兄一家か私だけだし、父は傍にいないし不安にもなるよね。

生活が少し落ち着き始めた時、母に変化があった。病棟にいる他の患者さんを自分の知り合いに見間違えること。
母に「さくら、ほら○○さん(←母の知り合い)がここに入院してるのよ」と言われた当初は何回も「似てるかなあ?でもここは家からかなり離れてるからあの人がここに入院はしないと思うよ」と言っていたけどあまりにもそのことだけは譲らない。いや、絶対○○さんだ、と言い張る。ここで私が「いや、違う!」と断言すると意地になった母と口論になるだけだと思ったのでそうかなぁと言葉を濁していた。
誰もそばにいない、自分は置いていかれた?とおもった時、きっと母は自己防衛のようなもので、自分は知り合いがたくさんいる病院に入院してるんだ、一人じゃないんだと思いたかったんだと思う。そう考えたら何だか切なくて、母に「ほら、さくら○○さんに挨拶してきなさい」なんて言われた時は「よく似た人だね、じゃ挨拶してくる」なんて言って完全否定をしないように心がけた。せっかく母が作り上げた自分の居心地のよい世界を完全に壊したくなかったから。ま、他の方に迷惑かかるようなことがあったら止めなきゃいけないけど。。

高次脳障害で思い込みが強いみたいなのもあったんだろうか?