さんざん行動を共にして
やっと自己紹介を終えた三人。


地図のx印を目指し、村を出ると
すぐそこに森の入り口を発見する。


危険回避のため、コータを先頭に中に入る三人。


森の中にはいくつか峡谷があり、
一同は飛び越えたり、ロープを張ったりして超えて行く。


すると空を覆ていた木々が晴れ
少し開けた平地にさしかかった。

ーーーRPーーー

コータ
「なかなかつかないねー。道合ってるかなぁ。。。」

ノース
「とりあえずまっすぐ行ってると思うけどね」

グラス
「うーん。何か嫌な予感がする。。。。(地面に目をやる」

コータ
「オレ、道間違えたかも。。。てへペロ」

グラス
「ーーーー!?コータ!!!止まれ!!」

ーーーーーー

グラスの叫び声にコータが反応!

振り向きながら足を置いてしまうと
それをキッカケに地面が勢いよく崩れ落ちた!

ーーーードゴオオォォ!!!ーーー

「うわ!」とバランスを崩すコータ。

駆け寄るグラスが腕を掴み、
間一髪で引き戻す事に成功する。


ーーーRPーーー

コータ
「うわーー!びっくりした!
 グラスの大声に一番びっくりした!!!◎ロ◎;;」

グラス
「ーーー(なんだその言い草は)
 大丈夫かコータ?」

コータ
「うん!なんとか。ありがとう!」

ノース
「うわー。。。(穴をのぞいて)
 ちょー深いよこの落とし穴。。。」

ーーーーーー

高さ8メートルの縦穴。

落ちたら怪我では済まない高さだ。

足下を確認したグラスが、
コータの足下で土の色が変わっていることに気付かなかったら
今頃、少年剣士はあの中にいただろう。


落ち着き、周囲に注意を払う三人。


すると、グラスが林の中で
明らかに逃げて行くように奥へ走って行く何かに気付く。

グラス
「どうやら、何かいるみたいだな。。。」


その後も罠は続き、その度に回避する一同。


罠自体は単純だが、その程度は明らかに度が過ぎている。


罠にはめられそうだったコータは
恨みとばかりぷんぷんしている。

ーーーRPーーー

ノース
「コータ、目が血走ってます。」

グラス
「彼ってそういうキャラなのか??」

コータ
「ーーーーー!?
 そこニャーぁああ!!!!!」

ーーーーブン!ーーーガキン!!!ーーー

ーーーーーー

二人の話を寸断し、林へと飛んで行くバスタードソード。

大きな音を立てて大剣が突き刺さる。

それと同時に
奇声をあげて、飛び上がる何かがいた。


「きいぃぃぃいいいい!!!?」
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すかさずの魔物知識判定。

それは、グレムリンであるとすぐに分かった。



びっくりしたグレムリン。驚いてそこに居竦まっている。


三人は逃げられない様に周囲を囲む。


グレムリンはしきりに何かをしゃべっている。


蛮族語がしゃべれるグラスはその言葉を聞き取る。

グレムリン
「悪かった、悪かったよ。
 暇つぶしだったんだ。面白い事がしたかっただけなんだよ!」


翻訳をきいたコータがぷるぷるしているのを抑え、
こんな事しちゃだめだとグラス越しに語るノース。

ーーーRPーーー

グレムリン
「助けてくれよー。俺まだ死にたくないよー!!」

グラス
「じゃぁ、この場所がどこか分かるか??」

グレムリン
「ーーー(地図を見ながら)
 これ教えたら助けてくれる??」

グラス
「ちゃんと教えたら、逃がしてやるよ」

ーーーーー

頭を縦にふるグレムリン。
先頭に立ち、森の中を案内する事になった。


魔物を先頭にした一同は、
森の中をくねくねと歩かされていることに気付く。


その度に辺りを見ると、
グレムリンが作ったであろう罠が無数にしかけられているのを目にする。


あのまま歩き続けたら。。。。ゾク。


悪寒を感じつつも、何事もなく歩き続け、
いよいよ、地図で示された崖際まで到着した。
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目に飛び込んでくる壮大な景色をバックに
目的の「秘薬の花」は怪しく咲き誇っていた。

次回に続く。。。