山口さん通信【しずちゃん編】
皆さんこんにちは。
深津飛成です。
最近は通勤時にTVを見ながら通勤してるんですが、地震や津波被害の事は殆どやらなくなりましたね。
それって良くないと思うんです。
東電とか政府とか、僕らの声や行動で、今、何とかなりますか?
多分、なんない。
だけど、被災地や被災者の皆さんには行動は届くし、声も届く。
原発も凄い事になってるけど、被災地って目に見える凄さですよね。
だから発信を続けましょう。
皆さんの力が復興の第1歩になると思います。
それでは今日の山口さん通信
しずちゃん編です。
私は、4歳と2歳の母親です。
震災の時は、お友達のお見舞いで、行った先の病院で地震に遭いました。
ちょうど、幼稚園の帰りだった為、子供たちは車で寝てしまい、ちょっとの間だからと子供たちを車に残し、私だけ病室に入った所で揺れ始まったので、私と子供たちは別々な場所で地震に遭ったのです。
すぐに子供たちのところに駆けつけたかったのですが、あまりにひどい揺れで歩くこともできませんでした。ようやく揺れが収まり、急いで子供たちが乗ってる車に向かうと、2人とも大泣きしていました。
子供たちだけであの揺れ、その間中、私も側にいなかったのだから、本当に怖かったと思います。本当に申し訳ないことをしたと反省しています。
家に戻ると、近所の人が私たちを探しにきていました。みんな、近くの総合病院に避難したそう。私たちも、ぐちゃぐちゃの家の中から必要なものをまとめて病院に急ぎました。
近所の方達と一緒だったので、避難していても心強かったです。
夜、寝ていた上の子が急に喚きだし、嘔吐が止まらなくなりました。幸い、病院だったので、すぐに診てもらいました。
おそらく、精神的なものとのことでした。夜中ずっと点滴し、付き添っていました。朝になっても、嘔吐は収まらず、2日間くらい続きました。
私と離れたところであの大きな地震に遭ったのだから、精神的にものすごいダメージだったのだと思います。上の子は、地震に対してものすごい過敏になっていて、しばらくは余震の度に怯えて抱きついてきていました。今でも、余震の前の地鳴りみたいな音に反応して「地震 」と聞いては「怖い…」と言っています。夜中に余震があったりしても、小さな揺れでも起きて飛びついてきます。
この震災は大人でも心にダメージをうけているのだから、子供は尚更だと思います。自分では、そのダメージを消すことも和らげることもできない子供たちは、トラウマになってしまうこともあると思います。
まだまだ、余震は続きます。ニュースなどでも、震災の爪痕が流れたりします。避けられないそういった状況の中で、心の傷を少しずつでも癒していくのは大人の役目でもあると思うので、怖い思いを少しでも取り除き、笑顔の多い日々が増えて行けばと思います。
∴ MI VIDA LOCA ∴