内館牧子原作の「汚れた舌」ってドラマを観て、
あまりにツッコミどころ満載なので、ちょっと書いてみようかなって気になりました。
一言で言って、「暗い」!!。
なんだか、登場人物全員が怖い。
怖すぎる。
主人公の母親が特に怖い。
自分の亭主を自殺に追い込む原因をつくった男性に対する憎悪がすごいんです。
「あいつは暴力的で、変態で・・・・」とか、
「あいつが現れたら、絶対殺せ!殺せーーー!」とか
・・・実の娘に詰め寄るんです。
おーい、母さーん。気を確かに!!!
しかもその娘は、母親の敵みたいなその中年男性と付き合ってるんですよ。
もちろん、母には内緒でです。
なんでまた、そんなことを・・・みたいな。
彼女に好意を持つ大きな花屋の御曹司(既婚)の家庭もすごい。
彼には自分と同じ歳の継母がいて、
その継母は幼い頃、恐ろしく貧乏な家庭で育ち、
中卒で身売り同然に彼の父親の後妻になったという設定。(←今時!?あり?)
それとは対照的に御曹司の妻はお嬢様育ち。
継母にとっては妬みの対象。
このお嬢様妻、ついぽろりと継母の神経に触ることを言っちゃう。
そしてイチイチ
「あっ。いけない。」みたいな顔をする。(←バカなのか?。言う前に気付こうよ・・・。)
その度に、継母はわかりやすい作り笑顔で
「おほほほほほほ。」みたいな感じですが、はらわた煮えくり返り状態。
その顔が怖いのなんのって。
もう嫌・・・って感じです。(←じゃぁ観なけりゃいい?。だよね。でも観ちゃうの。)
とにかく、こんな変わった脚本もなかなか珍しいような・・・。
一見の価値アリ。(←TBSのまわし者ではありません。)
・・・にしても思うのが、
内館マッキーの原作ってなんでこう怖いのが多いのかなぁ。
姉妹間で男を取り合ったり(かなりえげつない方法で)、
身内の間で蹴落としあったり、そういうの多いですよね。
しかも、全体的に「結婚」を否定してる感がうかがえるんですよね。
どの作品においても。
本人が独身で、仕事で成功していてそこそこ幸せだからか?(←うがった見方?)
もしくは、結婚に縁遠い半生を生きてきたからか?(←勝手な推測。)
あまりに屈折した内容なので、
マッキー、大丈夫か?なんてちょっと心配。(←仕事だよ。これで飯食ってんだよ。by内館(?))。
さておき、
精神状態良好なときは
「ぶっは!おもしれー!」と一つのエンターテイメントとしておもしろおかしく観れますが
(製作側はそういう意図じゃないかもだけどね。)
軽くブルーな時に観ると、さらにヘビーなブルーになりそうなドラマではあります。
でも観てほしいけど。
おもしろいんだもん。
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