熱が籠ってきたら、吐き出すしかない。


なのでキャラ掴みきれてないのに書いちゃうんだ!!

未読の方には、なんのこっちゃな話ですが、私の自己満なので。。




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「ダイヤのA」、二次小説です。

同人要素を含みます。

腐です。

ホ/モが普通に部内に蔓延ってる、BLファンタジー世界です。

苦手な方はご遠慮ください。


内容は少女漫画。クリ沢、御沢、御降要素


矢印はクリス⇔沢村←御幸←降谷 な感じで


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夕食時の青心寮食堂。
どんぶり飯のノルマ半分以上を残し、御幸は箸が止まってしまった。

降谷、御幸、沢村。
一年が入学してきて以来、練習の反省会を兼ね二人に説教するため、この席順で食事をとる事が多かったのだが、最近異変が起きた。


「クリスせんぱい!!!」



尻尾をブンブン振り回し、ビー玉のような綺麗な瞳を見開いて主人を迎える子犬ような沢村。

リハビリを終えて寮に戻ってきたクリス先輩は、沢村の頭をくしゃっと撫でその横に座った。


「クリス先輩とお付き合いさせて頂くことになりやした!!」


一カ月前、沢村は部員の前で宣誓した。
二人は青道野球部公認のカップルになったのだ。


恋愛初期の浮かれた甘ったるい二人の会話は御幸の食欲を減退させるには 十分なパワーを持っている。

耳を塞ぎたいがそれも出来ず、自分に背を向けてしまった沢村の横で、ひたすら千切りキャベツを突っつき時間が過ぎるのを待つ。


御幸が捕手というポジションで初めて敗北感を味わい、越えたいと思った相手。
尊敬と憧憬でいっぱいだったクリス先輩への思いは、今嫉妬が大半を占めていた。

沢村ではなく、クリス先輩へ嫉妬している……


自分は沢村に恋愛感情という形で好意を抱いていたことに初めて気がついた。


そしてその瞬間、失恋した。


沢村はクリス先輩に懐いていたし、クリス先輩なら……と思えば思うほど、黒い渦が胸で暴れ出す。


早く時が過ぎてくれと、俯くと箸を持つ沢村の指先が目についた。


「お前……また爪切り使ったろ?」


左手首をぐいっと掴むと、罰の悪そうに沢村が振り向く。


「朝、時間なかったし、伸びてるよりマシかなー……なんて」


「指先のケアも投手の仕事だって、何回言わせんだよ!」

「わーってるよ!!」

「だいたいお前は……」

いつもの掛け合いのようなやりとりが始まりそうだった時、


「見せてみろ」

と声が掛かった。

「あっ、ハイ……」

沢村は躊躇いがちに両手の指先をクリス先輩の手のひらにそっと乗せた。


「整えてやるから後で部屋に来い、栄純」



角ばった爪先を優しく撫でたクリス先輩は一足先に自室に戻っていった。

名前で呼んだのは恋人として来い、ということなのだろう。
その証拠に沢村の顔は真っ赤になっている。



「……辛いとこですね」

御幸の反対側にいた降谷が小さく呟いた。

「僕なら……いつでも相手になりますよ」

と、膳を下げるのに席を立った降谷は去り際に御幸の耳元で小さく囁き、食堂を出て行った。



自分の思いが外に見えてしまっていたことに愕然とした。

まさかそれも天然鈍感野郎の降谷に指摘されるとは……


気がついてなかったのは自分だけで、他の部員には丸分かりなのだろうか?

……クリス先輩も?

だから俺の目の前でわざと当てつけるような真似をしたのか。

まさか沢村にすらバレているのではないか、いや流石にそれはないだろう。
こいつにそんな器用であるはずない。


でも万が一……
冷静にであれば馬鹿げているとすぐにわかる妄想が、御幸の頭の中でぐるぐると回っていた。


「スキありっ!!」


沢村の箸が御幸のトンカツ一切れを掠め取った。


「もーらいっ!」

してやったりと、笑顔で肉を頬張る沢村がもう一つ手を伸ばした。


「……怒んねーの?」

間を置いて不思議そうに顔を覗き込んでくる沢村に、あぁ、と気の抜けた返事しか返せない。


「……変な御幸」


沢村は再び自分の膳を黙々と食べ始めた。


ヘン、ね……

確かに俺はおかしいよ。

無駄にイラつくし、口からなんか出てきそうな程、胸が苦しくて止まんねー……



でも、全部お前のせいだろ。



「ちょっと、来い」

「っつ、なんだよっ」


御幸は有無を言わせず沢村の手首を強く掴んだまま、ミーティングルームへ入り左手で内から鍵を掛けた。





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私一人が楽しい話です。

続きはまだ2行だけど、なんとか頑張って終わらせるんだ!



栄純の総受け具合ったら……なんなのもう!! 

可愛い…


御幸は攻めが好きです。


あと、結城先輩と伊佐敷先輩のCPの安定具合は異常