最近感じる悩み

 かなりショックでブログ更新もできないくらいしばらく落ち込んでいました。「セクシー田中さん」の原作者である漫画家の芦原妃名子先生がお亡くなりになってしまったので……

 

 私は、ドラマ先に見て、後から原作の漫画読んだ人なわけなのですが、原作読んだら芦原先生のドラマに対する「そう表現して欲しくない!そこを変えられたらこの作品が違うものになってしまう!!」という悲痛な思いやら苦悩とかがわかってしまったから、今すごくつらいです泣

 

 原作の田中さんは「経理部のAI」と言われるくらい仕事のできる優秀な人なのに、学生の頃からずっと他人からモノのように扱われることに慣れてしまっていたから、どんなに失礼なことを言われたりされたりしても「私は平気。こんなことは慣れているし、傷つかない」とか「私なんかが…」と考えてしまうような極端に人間としての自己評価が低い人でした。

 

 けれども、人として接してくれる人と出会って交流を持つようになったことによって、人として当然の「怒り」や「悲しみ」や「憤り」を感じて表に出すことができるようになったシーンがあったんです!でも、あれがちゃんとドラマでは表現されていなかったのでとても残念に思いました。

 

 子供の頃から、人としてあたりまえの感情を肯定してしまったら傷ついてしまうようなことをされてきた人がどうするか知ってますか?

 

 まわりの人から普通なら「いじめ」と感じるようなことを言われたりされてきたりした田中さんは、自ら「私はモノだから他の人から何かされてもなんとも思わない」という暗示をかけて自分の心を守ってきたんじゃないかと原作読んで感じました。

 

 田中さんは自分の人としての「生きずらさ」をそうやってやりすごしてきたんだけど、少しずつ人間らしさとか感情とかを取り戻していく過程をドラマではちゃんと原作に沿った形で丁寧に田中さんの心理描写を表現して欲しかったです。

 

 私も物書きの端くれとして、「この作品で伝えたいこと」を曲げられてしまうのが嫌で、著作権も二次使用権も出版社に持っていかれて好き勝手に自分の作品いじくられて映画化もされるような賞金100万円程度もらっておしまいの小説大賞への小説作品の応募はあえて避けて、電子書籍出版でひっそりと小説家デビューしたという経緯もありものすごく変えられたくない表現のこだわりがあるんです。

 

 ドラマでは、その人物の根本的な考え方や悩みやトラウマやコンプレックスの原因であった事柄や描写や台詞カットしてはいけない原作シーンをカットしてしまい、人物像自体が原作とは違う描かれ方をされていて、これは原作者の芦原先生が見たら「違う!違う!!違う!!!これは私が表現したかった田中さんや朱里ちゃんじゃない~叫び」と血の涙流しながら叫びたくなっただろうな…と思いました。

 

 ドラマ化よりも先に、アニメ化した方が良い作品だったのではないかと思われます。

 

 原作者が自分の作品を守りたくて契約書にも原作通りにという条件付きでドラマ化許可したにも関わらず、約束守られなかったって…これって完全にテレビ局側の契約違反じゃないですか!

 

 ラストの方は漫画の連載の締め切りに追われて忙しい中、芦原先生がドラマの脚本書かないとまだ連載中の漫画である「セクシー田中さん」の今後のストーリーやラストにも影響が出かねない事態にまで追い詰められていたのだろうと思われます。

 

 おそらく、芦原先生、不眠不休で何日も徹夜してお仕事されていたことと思われます。

 

 漫画家って締め切りに追われて徹夜仕事や不規則な生活している人多いから、若くても過労死だったのかもしれない突然死をされている人もいたりするし、たくさん稼げててアシスタントもたくさん雇える大御所漫画家様以外は過労で寿命短めな人多いです。

 

 友達の友達が地方在住のまま漫画家してたんだけど、専属のアシさんいない状況で締め切りに追われて徹夜して描いてたら20代でお亡くなりになっちゃいました。

 

 漫画家の突然死ってほとんどが過労死か事故死か自殺です。

 

 実は、テレビアニメ「ガンダム~水星の魔女~」の主題歌であったYOASOBIの「祝福」という曲の影響により、当初予定していたアニメのラストとは違うラストになったという経緯がありました。

 

 作品と関連した二次使用な作品が連載中の原作のラストに影響を与える可能性があるということを知って欲しくてわかりやすい最近の実例をあげてみました。

 

 ドラマの脚本家は締め切りに追われて短い期間でシナリオ仕上げなきゃならないから原作に忠実な脚本なんてテレビドラマじゃ無理なのかもしれないのもわかるので、ドラマは原作とは別作品と割り切れる人じゃなければ、漫画家や作家はドラマ化OKしない方が良いのかもしれません。

 

 ドラマ化する場合は、ドラマではサブタイトルつけて、原作者も「ドラマと原作は別物なので原作読んで下さいね~」と言い切ってしまった方が良いのかも?

 

 海猿の原作者の方がドラマ化や映画化で不満に思っていたことがあったのも知ってましたけど、まさか芦原先生が「セクシー田中さん」未完のまま自殺してしまうとは……「セクシー田中さん」の本当のラストはもう永遠に読めないのですねショボーン

 

 悲しくて、悔しくて、残念でたまりませんえーん

 

 私も、今後、小説出版するなら、あまり売れなくてもいいから、自分の表現曲げられないとこで出したいし、映像化はあまり考えたくないな…というのが本音なもので、私が死んだ後作品守るにはどうしたらいいんだろう?という新たな悩みも最近感じていたりもしますショボーン

 

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「セクシー田中さん」 元漫画編集者が原作者の無念代弁「“恋愛ヤッホー”にするわけにはいかないと」 (msn.com)

 

 

 

 

※ネットで関連記事いろいろと読んでるうちに間違った情報読んでしまったりもしていたみたいで、勘違いでブログ記事内に間違った記述をしてしまったことに気が付いたのでその部分を削除しました。「金色のガッシュ!!」は素晴らしい作品ですが、芦原先生じゃなくて、雷句誠先生がお描きになった漫画作品でアニメ化作品名は「金色のガッシュベル!!」です。今回のミスはまだ芦原先生の自殺がショックすぎて混乱や動揺していてニュースソースの確認を怠ってしまった私の不徳の致すところでございます。雷句誠先生、間違えた記述をしてしまって大変申し訳ございませんでした。

 

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