被災に備えて普段から持ち歩く物、自宅からの緊急避難時に背負って行く避難用防災リュック、何を入れて行くかは迷うところです。

 

 今回リブログさせていただいた三矢さんのブログにも書かれていますが、緊急避難時に必要なものを持って避難しようと思っても一人では重くて持てない量と重さがあって女性一人では無理って問題があります。

 

 要介護状態の家族や小さい子やペットがいたら、優先順位を考えてあきらめなければならない部分も出てきます。

 防災リュックを背中ではなく前にしょって、背中には家族を背負って避難しなければならない人はペットは外に放して人間の避難を優先するしかないでしょう。

 津波警報出てたら、避難は本当に時間との闘いになりますから。

 

 ペットは室内で飼っている犬や猫は外に出し、外飼いで鎖でつないでいる犬は鎖から外して自力で逃げられるようにしてあげて下さい。

 

 事前に防水仕様の迷子札的なもの(ペットの名前、飼い主の名前、住所、電話番号かメールアドレス)を犬の首輪に仕込んでおけば、お互い無事なら後で再会できるかもしれません。

 

 一軒家でわずかでもお庭とか土の部分が敷地内にある方は、地中に未開封のペットの餌を濡れないように梱包して非常時用に埋めておいて災害の備えとして下さい。津波被害はなく地震で家が倒壊した場合、あとで掘り起こしてペットに餌をあげることができるかもしれません。

 

 飲料水や缶詰などの重いものはネット通販などで販売されている負荷に強い丈夫な容器に収納しておきましょう。自宅全壊や火災を免れて後から荷物の搬出が可能であれば取りに戻れます。

 

 マンションやアパートだと自室へ置いておくしかないけど、一軒家で外に物置があるご家庭の場合は、物置に防災用の備蓄品を保管しておくという手もあります。

 

 持っていく荷物は軽い方が良いので、介護でおむつが必要な場合はできるだけおむつは持って行って下さい。断水していたら家族全員おむつ使って急場をしのぐことができます。

 

 毎日飲んでいる処方箋薬があるのであれば、普段から防災リュックに薬をしまっておいて毎日その日一日飲む分の薬を取り出して飲む習慣を身につけて下さい。無いと困る薬を忘れてしまったら避難所での死亡リスク高まってしまいますから。

 

 食品は、カロリーメイトやバランスパワーなどの栄養機能食品を持って行って下さい。常温保存可能で軽いし必要な栄養補給できます。

 

 常温で一年くらい賞味期限あるものを確保しておくと良いです。セール品は賞味期限短いこともあるので備蓄用食品はその辺も考慮して購入して下さい。

 

 個別包装されているから断水時も衛生的に食べられるので安心です。

 

 懐中電灯はボタン型の小さくて軽い電池を使用している小型のLEDライトと替えの電池を濡れないようにフリーザーバックの類に入れてから防災リュックに入れておいて下さい。

 

 乾電池ってけっこう重いので、単一や単三や単四の乾電池じゃなくて、軽くて小さいボタン電池使用のものの方が持ち運びは軽くて楽です。

 

 災害時はネットも電話も長期間復旧せずに使えないことがあるため情報弱者にならないために、ラジオは必ず用意しておきましょう。出来れば短波放送受信可能なものが良いです。

 

 能登半島地震では、電話もネットも使えず情報が入らずに不安な日々を過ごされた方々も実際にいらっしゃいました。防災用にラジオは是非用意しておきたいところです。

 

 緊急避難で重いもの持てない場合は、とりあえず500mlの水のペットボトルを一人一本自分で持って行き、あとで取りに戻れるなら丈夫な備蓄容器の中から取り出して避難先に持って行くとかでも良いのではないかと思われます。

 

 重くて持てない物を無理して持って逃げ遅れたら本末転倒ですもの。

 ちなみに、以下は普段から外出時に私が持ち歩いている防災グッズです。

 軽くて折りたためてコンパクトなアルミのブランケットと寝袋、小型ライトと替えのボタン電池、モバイルバッテリー、防犯ブザー、助けを呼びたくても声が出ない時用の笛(名前、住所、緊急時の連絡先記入したものを中に仕込めるタイプ)、除菌シート、ポリエチレンの使い捨て手袋、ポリ袋、バランスパワー、個別包装のプロテイン、その日飲む分の薬と外出先で薬を飲むための水入り小型ステンレスボトルかペットボトルの水、のど飴、薄型の中容量タイプの吸水シート(停電でエレベーター内に閉じ込められ長時間トイレに行けない可能性も想定)などです。

 

 災害時に必ず自宅にいるとは限りません。

 

 外出中に被災した場合のことも想定して、手荷物として防災音の出る物と低体温症予防のため体の保温が出来る防災グッズは持ち歩いておいた方が良いです。

 

 東日本大震災の時、避難生活中に低体温症で亡くなった方もいらっしゃいました。

 

 避難所へ行けば毛布もらえるなんて甘い考えでいたら死ぬ目に遭う可能性もあるため、軽くて普段から持ち運び出来るアルミブランケットくらいは携帯するようにしておいて下さい。

 

 夏でも釧路のようにストーブたく暑くならない地域もあるし、雨の降っている北海道は夜は冷え込み濡れた体で寒いところにいれば、最悪の場合、低体温症で死亡する可能性もありえます。

 

 避難時に防寒が必要なのは、冬だけじゃないんです!

 

 凍死は冬山遭難だけじゃないし、普段生活している地域でも装備がない状態で野宿すれば死ぬんです!!

 

 

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※途中まで書いて下書きのまま放置になっていた記事を公開しています。4月23日追記と画像追加UP致しました。