昨日は、命日でした。

 

 Yahoo!とLINE、「3.11」検索で一人10円寄付に昨日参加して下さった皆様ありがとうございました。今年のお正月に能登半島地震で被災された方々の支えにもなってくれると良いのですが…復興には本当に時間がかかりますから被災された方は今は健康に気を付けて無理せず暮らして下さい。

 

 心身の健康大事です。運動してみるとか、好きな曲を聴いてみるとか、愚痴ってみるとか…なるべくストレスをためこまずに健やかにおすごし下さい。

 

 あの日、南三陸町にいたおばあちゃんとおじさんは津波にやられてお亡くなりになりましたが、仕事で気仙沼に行っていたおかげで伯母は一人生き残りました。

 

 仮設住宅で暮らしていた間、親しくご近所づきあいしていた人たちが、

 

「あの人、家族二人死んで家も全壊(津波で全部流された)だから見舞金たくさんもらえてうらやましいわ」

 

と言っているのを偶然耳にしてしまい泣きながらうちの母に伯母が電話してきたこともありました。

 

 美談しか表に出てこないけど、実際には避難生活中、被災者間の妬み嫉みもあったし、いじめもあったし、性加害もありました。

 

 一緒に暮らしていた大切な家族を二人も亡くして、見舞金なんてお金もらったって伯母はぜんぜんうれしくなんかなかったし、無一文になったって生きててくれた方が良かったっていうのが本音です!

 

 人の不幸で得た金をうらやみ妬ましく思って陰口言うやつ、ふざけんな!ふざけんな!!バカヤロー!!!

 

 私自身は被災していないのに、ずっと、東日本大震災のことを思い出すたびにテレビのニュースで見たあの悲惨な光景が脳裏をよぎってしまい、涙が零れ落ちてしまう状態にありました。まだ、私の中では過去のこととか終わったこととかにはなってはいないんです。

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 リブログさせていただいたサンドウィッチマンの富澤さんのブログ記事で気仙沼の復興の様子をうかがい見ることができて、ちょっとだけほっとしました。

 あの日津波で亡くなった宮城の親戚たちの家の跡、今どうなってるんだろう?

 

 被災から3年後くらいだったかな?家族を津波で亡くした仙台の母の幼馴染、一階は天井近くまで浸水したけど二階に上がったおかげでなんとか無事だった石巻の親戚、津波で家族を亡くし仮設住宅に住んでいた南三陸町の伯母さんのところへ母と一緒に行ってきたのですが、南三陸町は、おばちゃんたちが暮らしていた家の近くの駅周辺は建物何もありませんでした。

 

 あの時、うちにいたおばあちゃん(母の伯母で「志津川のおばちゃん」と呼んでいました)と一緒に全部家ごと流されちゃったんです。

 

 まるで最初からそこには何もなかった草野原だったかのように雑草しか生えてませんでした。

 

 携帯で写真撮ったけど、当時はそれをブログにUPする気にもなれず、画像も結局削除してしまいました。

 

 あの光景があまりにもショック過ぎて、いつまでたっても私の心の中では復興していない海岸付近は草野原のままの南三陸町のイメージが残ったままで、つらかったんです。

 

 うちは貧乏だったから、志津川のおばちゃん(母の伯母)が心配して毎年送ってくれていた志津川の千葉さんのお店のおいしい海苔とかおばちゃんがちっちゃい田んぼで作ってたお米とか、すっごくありがたかった。

 

 遊びに行ったのは子供の頃だったから、あまり覚えてないけどなんとなく楽しかった印象は残っているし、たまに電話で話すと訛りがすごくて道産子の私にはわからなくて母にすぐに代わってしまっていたけど大好きなおばちゃんでした。

 

 何度も津波に襲われた土地だから、最後はあきらめて避難せずに家にいた高齢者も何人もいらっしゃったのではないかと思われます。

 

「チリ地震の時にはまだ若かったから走って裏山登れたけど、年老いて足腰弱った今はもう走れないし、あれだけ大きい地震だったんだから、今から動いても津波から逃げるのは間に合わない。運が良ければ家の二階にいれば遺体は流されずに済むかもしれない」

 

 そんな風に考えて自宅の二階に上がってみたけど、家ごと流されてしまったおじいちゃんやおばあちゃんたちがいたんじゃないかと思います。

 

 私は、高齢者も、車いす移動している障害者も病人やケガ人も、自力避難をあきらめずに済むように、高台へ逃げる以外に避難できる頑丈な建物を海岸付近に作って欲しいと思っています。

 

 スロープ式の立体駐車場内に、お散歩用の歩行スペースを作って、地域住民には普段から健康のためのお散歩に利用してもらい、災害時には避難する場所と頭に入れておいてもらうと良いと思うんです。手ぶらで逃げても立体駐車場の最上階に災害用備蓄倉庫作っておけば救助が来るまでしのげます。

 

 有料の立体駐車場なら、建てても(津波被害がなくても)無駄にはならないし、収入も得られるから維持費に充てられます。

 

 海岸付近のスロープ式立体駐車場の設置は、津波被害の心配のある日本全国各地域に是非おこなっていただきたいです。これから起きる災害に備えて!

 

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