日本心のバリアフリー協会代表理事で弱視の白杖ガール杉本梢さんのブログ記事をリブログさせていただきましたが、YouTube動画も是非見ていただきたいです。

 私は、事前に車椅子で行くことを伝えておけば対応可能というのがベターであるとは思うのですが、サービス業系は新型コロナ第五類になっても新型コロナやインフルエンザ感染による従業員の(本人や家族の感染による)当日欠勤の影響が大きい業界なので、人手不足で対応が難しい日とかもあるのは致し方のないこととも思うんですよね。

 

 ネット予約や券売機の操作時に「杖使用(階段NG)」「車椅子(段差補助)」とか「弱視白杖(指定席まで案内)」「全盲白杖(指定席まで案内)」「聴覚障害(字幕の見やすい席の案内)」とか入力可能な欄があって、スタッフがおススメの席のご案内をして予約席決められるシステムとかがあると良いとは思います。

 

 それと、視覚障害者が見えなくて操作しずらい券売機、タッチパネルなどは、音声誘導でスタッフ呼び出しボタンの位置のご案内を最初にする仕様にする必要性があると思います。

 

 現場の人手不足は今すぐ解消することは出来ないので、事前にネットや電話で相談しやすいように、ある程度規模の大きい商業施設などにはコンシェルジュを置くのも良いかもしれません。

 

 イオンの場合は、イオンシネマ部門だけじゃなくて他の売り場やサービスに関する相談窓口としてコンシェルジュを置くと良いと思うんです。

 

 施設内状況の把握が出来ていれば在宅勤務でも可能かと思われますので、ネット対応に関しては抗がん剤治療など病気治療中で入退院を繰り返している社員や産前産後などのまだ出勤は難しいけれども短時間の在宅勤務であれば可能という社員に在宅でコンシェルジュやってもらうのもアリだと思います。

 

 車椅子利用者側もサービス提供側も、事前準備前提で対応していくしかないのではないのでしょうか?

 

 お互いの意思疎通がスムーズにいきやすいから、障害のある人や病気の人、妊婦さんなど、どういう場面で不便だったり困ったりするかということがわかる人にコンシェルジュやってもらうと良いかもしれません。

 

「相手の立場とか、気持ちに寄り添うということ大事です」

 

 

 今春から医師の働き方改革の影響か、私が通院している地域がん拠点病院のシステム入れ替えがされ診察券も新しくなり、検査受付も会計受付もバーコード読み込みになりました。

 

 実はバーコード読み込み苦手な私はうまく読み込めずにもたつき、後ろに人が並んでいるととても焦ってしまい、心臓バクバクいってるし極度な緊張により手の平の汗も一瞬でびっしょりになってしまっています泣

 

 自力では何度やり直してもバーコード感知されず、ほぼ毎回受付の方が見かねてバーコード読み込みしてくれるという状態ですあせる

 

 業務の円滑化を図ろうとか、人件費の節約をしようとか、今よりも便利に使いやすくしようとか思って導入したシステムが、逆に使いづらくて困ってしまう利用者を出してしまうこともあるのでそのへんも考慮していただきたいです。

 

 実際問題、バーコード読み込みがわからないとか、うまくできないという人が多くて、会計窓口前で並んで待っている人増えたし、お会計待ち時間も以前よりも長くなっています。

 

「機械には、視覚障害の利用者にはカメラの位置がわからないとか、バーコード感知しやすい遠近感がわからないなど物理的に困っている人を手助けしてくれる手がありません。やはり、最終的には手助けしてくれる人の手が必要なんです!」

 

 

 

 将来的にはAIに仕事をとられて人間が失業する職種がたくさんあるなんて話もありますが、最終的に人間を助けてくれるのは人間ですし、機械に出来ないことを人間がやっていくという仕事を適材適所へ割り振っていくということが今の日本には必要なことなんです。

 

 未経験業種であっても、やる気のある人にはチャレンジしやすい世の中になっていくことも大切です。

 

 今の日本の仕事に対するやる気指数は世界最下位です!

 

 勤勉でまじめに仕事に取り組む人が多い日本がやる気指数世界最下位となったのはなぜでしょう?

 

 やる気のある人、意欲の高い人にやりたい仕事をさせず、能力のある人を出世させず、飼い殺しにしてきた昭和の時代からずっと続いてきている日本の家族型企業の構造に問題があるからです。

 

「従業員(子)が会社(親)に逆らえずに従うか退職するかしかなかった雇用の実態」

 ↑

 これをなんとかしないと日本人の給料もやる気も上がりませんプンプン

 

 従業員は、会社の子供でもなければ、(社畜)奴隷でもありません!

 

 雇用主とか、従業員とか、障害者とか、健常者とか、男とか、女とか、そういう区分だけで区別していくのではなく、人と人との対等な関係性の構築が今いろんな場面で求められています。

 

 余談ですが、先日行ってきたTM NETWORKの札幌ライブ会場であったhitaruさんは事前に車椅子で行くことを伝えておけば対応して下さるので、一人で車いすでライブ参戦されていた方もいらっしゃいました。

 

 なので、なんとか札幌まで出かけることが出来れば、この先病気で車いす移動せざるを得なくなったとしても、またライブへ行けるかもしれないという希望の光が見えてきました。

 私は精神障害者ではありますが、身体障害者ではないです。

 けれども、腰痛や膝の病気の悪化。

 卵巣がんの手術痕(骨盤内部とリンパ鼠径部)の痛み。

 抗がん剤の副作用で足先がしびれていてつまずきやすい。

 そういった理由で、私は卵巣がんの手術後から杖を使用するようになりました。

 杖を持つ前も杖を持つようになってからも、私は同じ人間だし杖を持ってなかった時もヘルプマークをバッグに装着していた障害者だったけど、杖を使うようになってから他人様が親切にして下さる頻度が爆上がりしました。

 以前は同じようにもたもたしていると怒鳴られることもありました。

 でも、今は、

「ゆっくりでいいですよ。気を付けて」

と優しく声をかけてくれる人の方が多いです。

 杖一本持っただけで世界は変わるんです。

 目に見える形でわかる体の不自由な障害者には人はこんなにも優しいんだ…ということを知りました。

「私をガンにしてくれて神様ありがとう」と思いました。

 ヘルプマークの意味知らない人多いのかな?

 ヘルプマーク着けてても、(自分から「助けて」って言えなくて我慢し続けて)倒れて死にそうになるまで助けられないなんて事態は避けたいので、ヘルプマーク装着者が「助けを必要としている人」なんだってことだけでも、出来るだけ多くの人たちに知っておいていただきたいです。

 ヘルプマークは、ヘルプマーク装着者が外出中に突然倒れたり、パニックになってしまわないように、ちょっとした目配り気配り声かけなど「何かできることで手助けしたい」と思っている人達へ無言で伝える手段の一つです。

 それと、精神障害で病院内のデイケア利用している子たちがヘルプマークをどこでもらえるのかも知らずに、

「それどこでもらえるんですか?」

と病院の受診で受付前の席に座っていたヘルプマーク装着者の私に尋ねてくるような今の状態もまずいですあせる

 受診終わったらすぐに、おせっかいおばちゃんの私、市の障害福祉課へクレーム陳情へ行ってきました。

 一番ヘルプマークを必要としているはずの障害者自身が欲しいと思ってはいるものの、「ヘルプマーク」という名称も、どこでもらえるものなのかも知らないって、いくらなんでもヘルプマークの認知度低すぎでしょ汗

 

にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へにほんブログ村PVアクセスランキング にほんブログ村

 

Ameba健康部

 

Ameba健康部