こんにちは
なかなか更新出来ずにいるきむです
前回の続きです
そんなこんなで狂犬クマやんを引き受けることになった僕。
僕がバタバタしている間、クマやんは社会性を身につける為に、
彼女と同じ福岡県在住の、彼女と僕の共通の知人宅へ預けることにしました。
そこのお宅には、なんとクマやんと同い年くらいのラブラドールの子犬たちが生まれていたんです。
その頃クマやんは、フードボウルも触らせなければ、
耳や足先なども触らせない犬になってました。
力で抑えつけようとすれば、燃え上がって更に攻撃的になっていました。
彼女の家の犬たちとは仲良く過ごせていたようですが、
それ以外の犬とは仲良く出来なかったクマやん。
人とも犬とも仲良く出来ないのは、あまりにも可哀想です。
幸運にも、子犬だらけの知人宅で預かって頂けることになりました
最初は写真の通り、ラブラドールたちを寄せ付けませんでした
ラブラドールたちは遊びに誘ってくれてるのに、唸って噛みついてとヒドかったクマやん
それでも、知人の配慮とラブラドールたちの温和な性格のお陰で、
数日後には仲良く遊べるようになりました。
そして、人に触られることも嫌がらないようになりました
彼女がよく「ペットショップで子犬を買うもんじゃない」と言ってましたが、
クマやんを見ながら、その意味がよく分かった気がします
子犬が犬と触れ合うって大切なんですね
何も知らずに子犬を迎えるって、とても危険なんだと痛感しました。。
ちょうどその頃、彼女の別の知人から車を頂くことになってたので、
その車と一緒にクマやんを引き取ることになりました
心配なので、彼女も一緒に兵庫へ来てもらうことに。
途中、前日まで預かりをして頂いた知人宅での豪華ディナーを吐いてしまったクマやんですが、
トイレも休憩の時に済ませ、お利口に車に乗ってくれてました
どんな気持ちやったんかな
長時間のドライブを経て、
クマやんは無事に兵庫の我が家へやってきました
着いてすぐにクマやんを庭に繋ぎ、彼女と買い出しに行きました。
留守番していた祖母が言うには、クマやんは繋がれた場所にじっとお座りしたまま、
鳴き声をあげることも暴れることもせず、僕らの帰りを待っていたそうです
まだ四ヶ月くらいのチビなのに、すごい根性ですよね…。
ほとんど鳴かないクマやんでしたが、彼女が帰る時には声を出しました。
諦めたように、力無く「キャン…」と一声だけ。
その時のクマやんの小さな後ろ姿は、今になっても忘れられません。
僕の家族にすることが、クマやんにとっては可哀想な事なのかも知れないと感じました。
捨てられていたクマやんを引き取ることは、
お金で買うより「善いこと」のように思っていましたが、
どんな理由であれ「飼いたい」と思う気持ちはエゴなのかも知れませんね。
犬は飼い主を選べないし、理想を思い描くことも出来ませんから。。
とちょっぴりおセンチになってしまっていた僕ですが、
そんな時間も長くは与えられませんでした。
初めて子犬を迎えた我が家はてんやわんや
病院にも連れて行かなきゃいけないし、S訓練士にも面会して頂かないと
浪速の狂犬クマやんの登場と共に、ドタバタの毎日が始まりました
「クマやんとの出会い」シリーズはこれにて終了
S訓練士さんとの出会いや頂いたアドバイス、
その他諸々は時間を見つけて綴りたいと思います
この場をお借りして…
改めまして
クマやんの預かりを快く引き受けて下さった華家の皆様に、
感謝の気持ちを伝えたいと思います
あの時は本当に有り難うございましたm(_ _)m
これからもクマやん、彼女共々、宜しくお願い致します