えー、皆さま、おひさしぶりです。どうもここ、たまーに生存報告をする場と化しておりますが、まあ、以前ほど小説書いてないもので…。
(全然書いてない訳ではないんですが。一応、ここでほそぼそやってます)
一応、流行りのTwitterなどもやっていて、日々あったことなどそこに書くようになると、いよいよブログってやつに書くことがないのですよね。
過去の小節なんぞがあるのと、お付き合いのあるブロガーさんとの繋がりがあるので引っ越しや退会は考えてませんが、放置状態は続きそうです。
さて、そんな私ですが、最近、遂にiPhoneを手に入れまして。
実はこの歳になるまで携帯型音楽プレーヤーというものを持ったことがありませんで、その反動か、あれだけバカにしていたイヤホン突っ込んで街を歩いてる人々とまったく同じことをしております。いやあ、いつでも何処でも好きな音楽が聴けるっていいですね。 (← 何だ、この節操のなさ?)
さて、そんなiPhone、というか、携帯音楽プレーヤー機能であるところのiPodですが。
これ、音楽以外にもPodcast(インターネット上で音声や動画のデータファイルを公開する方法の1つであり、オーディオやビデオでのウェブログ(ブログ)として位置付けられている。Wikipediaより)などでラジオ番組の再配信を聴いたり、プレイリストを作って自分だけのコンピレーションを楽しんだりといろいろ遊べるわけですが、その機能の一つにオーディオブックというやつがあります。
まあ、読んで字の如しといいますか、要するに小説を朗読したものですね。 (サウンドノベルというジャンルもありますが、あれはちょっと違うらしい)
iTunes Storeに行くと実用書から昔の名作小説に至るまで様々なラインナップがありまして、「ははあ、こういう需要もあるのだなぁ」などと適当な感想を持ったりしていた私なのですが、先日、こんなものを見つけてしまいました。
H・P・ラブクラフト「ハーバート・ウェスト ─ 再び命を与うる者」
(リンク先で冒頭の何分かのサンプルが聴けます)
「何故、今?」というのが率直な感想ですが、あまりの久しぶりさに思わず購入してしまいましたよ。
で、感想ですが。
怖ぇよ。すんげぇ怖ぇよ。
率直なところ、物語のディテールはほとんど記憶から蒸発しておりましたが、話が進むにつれて「ああ、そうそう。こんな話だったな~」と思い返すことしばしば。
と同時に、何と申しますか、その先のおおよその展開がうっすら読めるにも関わらず、その通りの展開を見せる物語に「ああ、やっぱり……」と薄ら寒い恐怖を覚えるラブクラフト作品の味わいを思い出しました。
あと、オーディオブックという形態が意外と悪くないというのも発見でしたね。本を開くこと自体が減っている昨今、新刊ならともかく昔の本をわざわざ手に取るのは結構難儀なものですが、これだと移動中などに手軽に楽しむことができます。
まあ、1ページずつ開いていく本の楽しみというのはあるわけですが、あくまで一形態としてはありかも。
ちなみにこのラブクラフトシリーズ、他にもいろんなラインナップがあるようです。もし、apple系音楽プレーヤーをお持ちでしたら是非。
(と言っても文庫本より高いんですがね……)