このワードで検索しても、でてくるのは片麻痺の患者さんのことばかり。
やっぱり麻痺があるのに人の世話なんて無謀なのかな…
今日は初めての病院見学でした。
グループに分かれて病院の施設を見学したり、
病院内のいろんな仕事の説明を受けました。
とにかく看護師さんは歩くのが早い!!!
階段も1階から5階まで猛スピードで登ります。
学生はみんな息切れ状態。
そんな中、病棟の看護部長さんの説明を受けていたとき。
「歩き方がうるさいから気をつけなさい」
そんな注意をうけました。
病棟で一番うるさいのは看護師の足音。
そう授業でもならいました。
今日は見学だけだったし看護部長さんはあたしの身体のことは知りません。
それでもやりきれなかった。
技術で注意されるのは仕方のないこと。
あたしは人より感覚が鈍いし、力も入らない。
でもまさか歩き方で注意されるなんて…
足の指に力が入らないから、スニーカーでもこけないように歩くのが精一杯。
そんな人に看護師なんてできるわけない。
現実を突き付けられた気分でした。
歩くこと自体、正直しんどい。
3階の教室まで上がるのに毎日一苦労。
演習はみんなについていくのに精一杯。
それでも周りには支えてくれる人がたくさんいるから。
その思いだけでここまでがんばってこれた。
それでも普通に歩くことすらできない。
そんな自分が情けなくて悔しくて…
病院で泣いてしまいました。
看護部長さんに気づかれなくてよかった…
先生たちも大丈夫だから!ってはげましてくれたけど。
友だちも抱きついてはげましてくれるけど。
それがよけいに申し訳なくて…
あたしは自分の限界をみてしまった気がした。
毎日のように先生たちが言う患者さんの「安全・安楽」
それをおびやかす可能性のある自分
まともに歩くこともできない自分が
患者の安全・安楽を守れるのか
本当に自分はここにいていい存在なのか
「やりたい」だけでできる仕事ではない
今、迷っています。