だいぶ前のことだけど↓
(閲覧注意、写真は開けず記事だけみてください)
要するに、
仙台大阪王将フランチャイ店の従業員が「厨房にゴキブリやナメクジが大量発生」していることを上司に訴えるも、相手にされず。
むしろ上司に煽られたLINEのやり取りをSNSにアップし炎上。
→保健所検査、指導がはいる。
→閉店に追い込まれた。(王将本部は契約解除)。
その後一年半して
→元従業員が、『威力業務妨害』として逮捕された。
というものです。
ウソならまだしも、「消費者に損害を与える行為の内部告発」なのに?逮捕される?
と疑問符のつくニュースでした。
飲食店内で酷いことが行われていても、従業員は改善対策ができないばかりか、
内部告発したら→逮捕ー?!
……よって、従業員は、しらぬ存ぜぬがよろしいのか?
SNSに拡散するやり方の是非は置いといて、事実は事実としてしかるべき処置が必要なのだろうけど。
さてもう時効だから、私も告白します。
清掃業者として、開業当初はありとあらゆる清掃の現場をこなしてきました。
絶対に同じ業態をするつもりはないのですが、
あるとき、「ある飲食店の厨房清掃」を請け負いました。
福岡ではまあまあ名の知られている食品工業会社の経営する飲食店舗。
(店舗数は超少ないです。詳しく書きません。)
今調べたらまだ営業してたし、味の評価も悪くない、、、
外見は信頼できそうですし、この衛生的な日本では、だれもが「不衛生な店なんてめったに無い」と根拠なく信じていますよね。
しかし、その厨房清掃で
私は一生分のGとGの殻(たまごぎっしり)を見ました。
生涯初のマウ○たちもいました。
天ぷら揚げるコーナーでは、マウ○のフンと天ぷらの揚げかすがどっさり積まれてました。
これ、清掃の範疇?!
でも頭を空っぽにして、真夏の厨房の片隅で、屈強なバイト君と二人で一日中掃除し続けてやっつけました。
やわな女子パートさんなら「やめます」と、即 職場放棄して帰ったことでしょう。(ジェンダー平等に考慮したいけど本当のことだから書いちゃいます。うちの記録では職場放棄は女性しかしなかったよ、男子アルバイトはどんな現場も絶対やり通してくれた。事実は事実)。
で、頭を『無』にしてこなした作業だったのですが、
20年経つ今でもあの光景は心身にこびりつき、
あのタイプの飲食店には絶対にいかない!と決めています。
同じ怪しい匂いがする飲食店がこわくてこわくて。
よく食中毒事件出さなかったよね、あのお店、、、油で高温で揚げてたら除菌されるのかな?
何て言ってる場合じゃない。
当時は「なんてったって、掃除の仕事を下さったお客様」だから、頭を無にしていましたが、
今考えると、この秘密は
暴露(保健所に告発)したほうがよかったのでしょうか?
消費者側の利益を守る視点からすると、告発すべし!
きっと一時的に掃除しても、その後また色んな害虫たちと天ぷら揚げを一緒にし続けたことでしょう。
しかし、掃除の受注をした業者としては、このお店(うちのお客様)の利益を守らないといけなかったのか?
そんなこんなで、黙っておくしかないのです。
きっとあの飲食店のバイトの人も黙っているんでしょうね。