またまた色んな連鎖を辿って
時代劇に行き着けば

私の大好きな
梶芽衣子さんに行き着いた

曽根崎心中だ

素晴らしい演技だ
今観ても

あれを初めて観たのは子供の頃だったけれど
今観ても彼女は美しく
その情念は鮮やかだ


これを海外で高く評価されていると聞いたことがある

まぁ、
最もな話だ

添い遂げられないからと言って
共に死ぬなど
欧米人の考えることじゃ、ない


それにしても
ロミオとジュリエットという
美しい心中話があると思うのだけれど

彼らはこれを
「心中」とは捉えない

ジュリエットは愛する彼の死に悲嘆して
追っただけで
初めから共に死ぬ気などなかったし
何としてでも二人で幸せになる方法を考えていた
  


我が国の「心中」は違う
逃げ場所など、どこにもない
どうにもならない男女が愛し合って
今世では添い遂げられないと感じたからこそ
死んで、来世で添い遂げようとするものだ



それはある意味美しく
甘美なものだと思う


それに酔った若者が
当時心中を流行させ、罰則までされたという


罰しても、意味ないんじゃない?
死にたいんだから


共に死んだら来世で添い遂げられるとは
私は思わないけれど

それ程の想いを抱いて亡くなったなら
どこかに行き着かなくてはならないと
そんな風にも、思う

人を愛する気持ちに
マイナス要素など、ないから



昔、
占って貰った占い師に
こんなことを言われた

「あなたのひとつ前の前世は江戸時代の花魁だった。だけど想いが叶わず自殺した。首つりでした。あなた、思い当たること、ないですか?」

何、それ?

だけど、思い当たること、あったよ
寝ているうちにステレオのコードとか色んなものが私の首に巻き付いて起きることが数回あった
そんなの酔ってたから、私が暴れただけだと思っていたけど
覚悟を決めた気持ち
ちゃんと、理解してた

括った途端に、後悔したことも



血の繋がりではないんだよね?


だけど私は
愛した人には命を掛ける程の情熱を持っている

心中上等

いつでも出来ます

愛した人の為なら



今やこんな熱い女

男性から見れば引かれると思うのですけれど


時々落とし穴に掛かる方がいらっしゃる



そもそも
今生では「心中」するような理由などなく
好き合ったなら何でもアリの世の中
婚姻せずに出産することも
同棲することも


だけども「禁断」は、ある
恋人の姉妹、兄弟や、親
義父や義弟を愛したら
どうしましょう?




人生は一度きりだ




東京心中

しても、いいよ







本当に
愛したなら