GO ON AND ROCK IT!(後半) | KissKickHugHang

GO ON AND ROCK IT!(後半)

7・どのレールに乗って

 

電車の効果音はやめてほしいと

反対したのを反対された

 

本編はアレンジもライトで

どんどんどんどんポップになって

自分とのギャップが開いていくばかりなので

一番最後に歌うことにしていた頭の落ちAを

ここだけは思うように歌わせて!と

懇願したのを覚えてます

声の出し方とか節回しとか

本編の間や声とは違うんじゃないかと

 

もっと切なく温かいアコースティック感のある

片田舎の路面電車ぽいイメージで作ったけれど

シンデレラエクスプレス感のする

アレンジになってたし(自分的に)

キーを上げておいて さらに最後のサビが

転調すると知った時は殺意を覚えたw

 

今は絶対に書けないであろう上等なポップス

違う誰かが歌ったら もっと良い曲に聴こえるので

誰か カバーして聴かせてください

 

8・Running in the Rain

 

上京してすぐ作った曲

 

ナイトライダーという海外ドラマの

主人公が乗ってる車がポンティアックで

その語感が好きなのと 外国の一本道を

ひたすら爆走してるような曲を

免許ない癖して作りたかった

出来上がりのイメージは

自分の予定速度をオーバーしていた

 

サビのRunning in the rain~を

そのまま続けて唄うか その部分だけ

コーラスとして別録りするか聞かれた

ことだけ覚えてる(そこしか覚えていない)

 

ギターソロ しかも早弾きが苦手なので

アレンジまで意見を出せるように

なってからは全面禁止していますが

間奏あったら何でもかんでもピロピロさせる

そーいうのが本当に嫌でした

意見が言えるようになってからは

ピロピロ禁止令を出しています

 

周囲には こーいう熱く 力強い歌を

シャウトして唄う 背が高くイケイケな

ロックねーちゃんだと勝手に思われていたので

プロモーションに行くと必ず驚かれ

その度に ちんちくりんでスイマセン

(小笑いを取る)というやりとりが

繰り返えさていたデビュー時代

 

あまりにいろんなところで言われるので

最後の方は「あー、よく言われます。」で

話を終わらせていた社会不適合者です

 

9・Baby,baby

 

念願の着席省エネ歌唱スタイル

基本 地獄の軟禁レコーディングでしたが

3テイクほどであっけなく終わった曲

 

録音時に必要な人以外はスタジオ立ち入り禁止 

視界に人がちらつかないように

衝立までしていたのに

(ジャケ写撮影時も遮断スタイル)

同じ事務所のアイドルが

見学に来ると言っていたので見られ(聴かれ?)

たくなくて より一層早く終わるように

集中しての3テイクだったと思われる

 

他の曲ほど声にかかっているエフェクトが

お風呂リバーブじゃなくて

浅く短いリバーブだから

リップ音や声の掠れもまんま採用なので

(掠れや枯れた声とか グリスダウンして唄うと

この頃は唄い直しさせられていたから)

声の響き的には この頃の実際の声に

一番近い声かもしれない

(ハイをあげローを削られているが)

 

この間奏のアコギを弾いてくれた

重鎮ギタリストの方に

これ何枚目なの?って聞かれたので

1枚目ですって答えたら

 え!堂々としてるし こーいうの唄ってるから

(相手がどこの誰だろうが基本態度は変わらない)

もう何枚も出してるのかと思った!

って言われたことを覚えている

 

初々しさ皆無のピっカピカのド新人でした

 

10・がんじがらめのSpiral days

 

AとBとサビの雰囲気が違いつつ

それが1曲に纏まった曲が書きたかった

 

マイナー過ぎないキャッチー感と

出しやすい デモのままのキーだから

滑舌指示以外は自分を出しやすかった

 

某CMソングをイメージして曲を

作ったけど そのタイアップを取るには

キャッチーさが足りないと言われ

売れ線やる才能がないんだと悟った

今でもよくわからないのですが

キャッチーの定義教えてください

 

11・Window

 

オケに参加していた某ミュージシャンに

「○○の曲みたいだね!」と言われて

その○○が嫌いだったワケじゃなくて

実際は真逆のタイプだったのに

○○のようなイメージを求められ

作った曲だったで 言い当てられたのが

悔しくて 恥ずかしくて

恵比寿の地下スタのトイレで

ギャンギャンに泣きました

 

悪意はないとわかっちゃいるが

その某ミュージシャンとは

2度と仕事をしていない

(共演NG二人目w)

 

友達にも リサってこーいう音楽

してなかったよね?って言われて

その度に いちいち泣いてた 

ごめん 泣いた記憶以外残ってない

 

よく出来た楽曲だと思いますが

心中お察しください

 

12・BLUE SKY BLUE

 

某バラエティ番組のエンディング

 

デビューシングルにする説もあったけれど

バラードでデビューすると バラード歌手

になっちゃうからと

2ndシングルにしたと聞いたような?

 

これもどこかのカラオケに入っています

アナタからの贈り物(3円)お待ちしております

 

一曲バラードが欲しいと言われて作った曲

 

マイコプラズマ肺炎でげろげろの喉に

投薬しまくって この爽やかさからは

想像できない必死の形相で唄っている

 

最後のフェイクの”I LOVE YOU BABY”

(ここにフェイク入れてと急に言われて

思うままにやったんだけど ワタシのする

フェイクはいわゆるR&Bじゃなく

アイリッシュなんだそうな)

抜選ワード他になかったのかい?と思ったが

なんども聴いてるうちに この若干の

ダサさが やけに愛しく感じた今日この頃

 

いまやスッカリ失われた透明感も感じるので

ガールポップの素質が全くなかったわけでもない

残念なことに魂がそっち向きじゃない

ばっかりに しこたま苦労したけども

 

歌詞 メロディ アレンジが一番

全部 無理なくピッタリハマってる

(キー以外な!)

 

この後もブルースカイブルーのような

バラード作って欲しいと言われることが

多かったので この曲はスタッフ受けも

とても良かったのはこんなワタシにもわかる

 

健康でキレイな肺でも 青筋ものなので

聴きた~いなんて戯言いったら唇縫いつけます

思い出と夢をこれ以上壊させないでくださいね

 

シングルのジャケット撮影で 麻や綿素材の

白を基調にしたオーガニック系の衣装を用意され

ネジネジ巻きNOストールを巻かれ

ナチュラルでオーガニックで無害な風貌で

(普段 エンジニアやレッドウィング履いて

ゴリゴリな格好していたのに)

ハートが閉じ込められた鳥かごの前で

頬づえついてと言われた時は

東京で一体何してるんだろうと思った

 

しかし 中途半端に小心者なので

言われるがまま されるがままで

意志を閉じ込めておりました

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

と これにて全12曲分の作者による

ライナーノーツを書き終わったわけですが

たいした記憶も残ってないくせに

ライナーノーツ書くなんていって

ほんとに ごめんなさい

 

ライナーノーツって多分 こーいうのじゃ

ない気がしなくもないが

 

これらの楽曲を作っていた頃 住んでいた

部屋の間取りだとか 人参炒めてたら

当時腰まであった髪に引火して

焼身しちゃうとこだった 

そんな嘘のような本当の話だとか

(髪がほんの少し燃えただけで

すぐに消火したから 火傷はなし!)

 

その部屋で起こった霊障の数々だとか

昼の14時起床 そこから日の出までの時間を

音楽に捧げていた気になってたけど

昼夜逆転してただけで

普通に結構寝れてたんじゃん とか

元プロミュージシャンの 今は亡き

仲良しだったおじさんからアルバム全12曲の

アレンジについての感想が書かれた ながーい

手紙を貰ったことや

(基本 これらはお前には

似合わない 自分がPなら こーいう楽曲で

こうアレンジをしただろうという内容だった)

 

近所(地元の)にあったゲイバーのマダムが

知り合いのゲイにシングル100枚買って

配ったわぁ~って言ってくれたことを思い出して

死期でも近いのか?なんて思ったりもしたけれど

生きてきた(どーでもいいこと多めの)証

結構残ってるじゃん!

エピソード濃度はシャバシャバだけど

なんて思った次第でございます

 

GO ON AND ROCK IT!のエトセトラは

Noteにて有料公開しております

 

このアルバムを作るにあたって感じた または

体験したドロドロした内容を 作詞家っぽく

言葉の持つリズム感を大事に 自由に

悲劇を喜劇にするつもりで書き上げました

 

私の愚かさ 人間性 音楽性をそれでも

愛する自信があり 多少の小銭を

持っている方のみ

物は試しに読んでみてください

無理強いはいたしません

 

ただ いい感じに暇はつぶせますし

クスッと出来ます

 

このアルバムを手にとってくれた方 ありがとう

手にし損なった方も ありがとう

今更 手にしたくなった方 勧めはしないし

そもそも廃盤なので 入手できないと思いますが

その気持ちだけ ありがとう

GO ON AND ROCK IT!

ありがとう

 

ワタシというロック(ポップも)を

食べすぎて嫌いになるくらい召し上がれ!

 

*noteにはサポート機能があります

サポートしてもいいよという方が

おりましたら 応援お願いいたします

15枚目のアルバム制作のチカラに

させていただけたらと思っております

 

ー呉梨沙でLisaでLISAでLISAGOー