普通とは | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

普通とは・・?

 

普通って何だろう??

 

普通って多数派のこと?

 

普通って何?

先日・・若い方から質問されました。

 

学校の先生から

学校を卒業したら普通は「進学するのか?就職するのか?」を選ぶものだと・・・

言われ普通ってどういう意味ですか?と

 

その若者さん・・悩んでいました。

 

私は、この方とお会いした時に

 

初めての大人と言われ

どういう意味かお尋ねすると・・

 

貴照さんは

「これからどうしたいの?」と聞くんですねと。

 

私には「普通」というカテゴリーが無いんです。

なので、

 

中学生でも

3年生が来られたら・・

 

「これからどうしたいの?」と聞きます。

 

「受験する」と「受験しない」だけでなく、

「就職する」とか、「海外で趣味をしたい」とか・・

 

いろいろあると思うので

 

まずは「どうしたいの?」と聞きます。

 

今の若い方に聞くときに、

クローズクエスチョンで聞くと・・

その中に答えがないから「黙る」選択をする傾向が多く、

 

オープンクエスチョンで聞くと・・・

いろいろと話してくれるんです。

 

大人が、「普通」と思い込んで話すと

子どもさんは、話せなくなる。

 

こんな例えがありました。

 

貴照鑑定では、

一番最初に「ご自身が普通と思うところにお名前を書いてください」と

お願いします。

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(皆さんはどのようにいつも書いていますかぁ~?)

 

この書き方をみて

 

私が話す「話し方・・もっていきかた」を考えています。

 

これは、貴照の統計で判断している結果を持って

 

強くアドバイスをしたほうが良いのか?

優しく聞いてあげた方が良いのか?

 

沢山話した方が良いのか?

ポイントを持って話した方が良いのか?

 

この書き方にいろいろとあります。

 

あるご家族のお話です。

 

お母様とお嬢様・・3姉妹家族さん

 

ある日・・鑑定に3人の方が来られました。

 

お母様、長女様、三女様

 

そして、来られなかった次女様について

「我が家で一人・・変わった子がいて・・

この次女の性格や将来はどうなっているのでしょうか?

いつも黙っていて何を考えているかわからないのです!」

 

そこで、

 

いつもの貴照鑑定のお名前を

この3人様に・・他の人のを見ないで

お名前の記載をしていただきました。

この3人様は、揃って同じ書き方をされました。

 

数日後・・次女様が来られました。

 

書き方は、3人様とは違うところに書かれました。

 

そのことを家に帰って

家族で話し・・

 

その3人様から「やっぱりあなただけ・・この家族で変わってるのよ!」と

言われ・・

落ち込んで2回目の鑑定でした。

 

その次女さんに・・

 

「実は、次女さんの書き方が

ここに来る方で一番多くの方が書く書き方で・・

 

他の3人様の書き方は、とっても少数派なんですよ!」と

お伝えしたら・・

 

涙ぐんで「ありがとうございます。自分は変な子だと言われ続け

普通じゃないと言われ・・何が普通じゃないんだろうといつも

悩んでいました」とのこと。

 

命式を見ても

お話を聞いていても

 

全く、問題が無く

 

それよりも他の3人様の方が

印象的にも性質的にも

 

実は偏っておりました。

 

そこの家族での多数派が

その家族の普通で

 

私の鑑定の中では

その次女さんが多数派でした。

 

普通というカテゴリーで

物事を判断するのは・・怖いなぁ~~。